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日本のアキ・カウリスマキとロッテルダムで賞賛!ソールドアウトになった映画『不灯港』

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東京・アメ横で40円で購入した新品のスニーカーを履いて現れた内藤監督(中央)
東京・アメ横で40円で購入した新品のスニーカーを履いて現れた内藤監督(中央) - Photo:Harumi Nakayama

 第38回ロッテルダム国際映画祭のメーンコンペティション部門「VPROタイガー・アワード」に選出された、内藤隆嗣監督『不灯港』が現地時間28日に上映された。同作品はぴあフィルムフェスティバルによる製作援助システム「PFFスカラシップ」によって製作された、内藤監督の長編初監督作。

 加えて今回は、初の海外映画祭参加であり、インターナショナルプレミアと初モノづくし。上映前、内藤監督からのどが渇き、ペットボトルの水を飲みまくり。さらに、「ヨーロッパに相応しい服を」と、この日のために購入したわりにはサイズが合ってないコートと、東京・アメ横で破格の40円で購入した新品のスニーカーを履いてハレの場にやって来た。
 
 映画は、親の後を継いで漁師を営む、愛を求めてさすらう独身男・万造(小手伸也)の悲恋物語。とぼけた笑いの中に人間の哀しみを込め、早くも“日本のアキ・カウリスマキ”と話題になっており、この日のチケットはソールドアウト。上映中も、会場中が爆笑の連続となった。

 上映後、内藤監督は「いやぁこんな大スクリーンで上映して頂けるなんて驚きました。900人も入る劇場なんですか。はぁ……」と大会場を見渡しながら、大拍手を浴びた余韻に浸っていた。
 
 同コンペの受賞結果は、現地時間30日夜に発表される。大賞には賞金15,000ユーロ(約180万円)が贈られる。(取材・文:中山治美)

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