ロッテルダム国際映画祭観客賞は『スラムドッグ$ミリオネア』!日本映画もベスト30入り
オランダで開催されていた第38回ロッテルダム国際映画祭が現地時間1日に閉幕した。最終日には観客賞が発表され、招待上映作品映画『スラムドッグ$ミリオネア』が受賞した。
同賞は映画祭期間中に上映されるコンペティション作品や招待作品などすべてを対象としたもので、一般観客が1ポイント(最低!)から、最高5ポイント(エクセレント!)の5ポイント制で投票するもの。中でも『スラムドッグ$ミリオネア』は4.765ポイント(2位はレア・プール監督の映画『マミー・イズ・アット・ザ・ヘアドレッサーズ』(原題)の4.525ポイント)と、高得点を獲得していた。なお、日本からの出品作では、黒澤清監督の映画『トウキョウソナタ』が16位(4.237ポイント)、是枝裕和監督の映画『歩いても、歩いても』が25位(4.165ポイント)とベスト30入りを果たしている。
また、映画祭の創設者の名前を冠にした「フーベルト・バルス財団」が選ぶ観客賞には、ヴェネチア国際映画祭でも審査員特別賞を受賞した、ハイレ・ゲリマ監督の映画『テザ』(原題)が選ばれた。(取材・文:中山治美)