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ベルリン映画祭、審査員長のティルダ・スウィントン記者会見!

第59回ベルリン国際映画祭

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手前がティルダ・スウィントン
手前がティルダ・スウィントン - Photo:Yukari Yamaguchi

 第59回ベルリン国際映画祭が開幕する2月5日(現地時間)、オープニングガラに先立ち審査員団の記者会見が行われ、審査員長のイギリス女優ティルダ・スウィントンをはじめとした審査員7人が顔をそろえた。アフリカのガストン・カボレ監督から中国のウェイン・ワン監督までの国際色豊かな審査員たちが、それぞれの専門分野に関連付けながら幅広い内容にわたって答えた。

第59回ベルリン国際映画祭コンペ作

 審査員長として期待するものはあるかという質問に対しスウィントンは「何も期待していない。でも、ゼロであることが審査員としていい状態だと考える」と審査に挑む心構えを述べた。食に関する映画上映、イベント開催も多い今回の映画祭、審査員の1人にアメリカの有名シェフ、アリス・ウォータースもいる。映画界以外からの審査員であることについてウォータースは「食と映画が結びつけば、(食に関して)人々を啓蒙することができるわ」と語った。審査員団の中では若手となるスペインのイザベル・コイシェ監督は感激していると胸中を明かした。

 アフリカ問題について聞かれ、スウェーデンの世界的な人気作家ヘニング・マンケルが「それについては君達を糾弾したい」とアフリカの情報が偏った形で報じられていることについて、集まった記者団の責任を問う一幕もあった。ドイツのクリスト フ・シュリンゲンズィーフ監督が映画が世界を変える可能性について語り、会場からは拍手が巻き起こった。スウィントンも、それぞれが映画を通して自分の声を発していくことが大事だとして、社会派の映画が多いと言われる同映画祭らしい会見となった。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)

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