成海璃子、監督に「呪いのチェーンメール送ってゴメンナサイ」
演劇界の鬼才ケラリーノ・サンドロヴィッチ監督(以下KERA監督)のコメディー映画『罪とか罰とか』が公開初日を迎え、KERA監督と、売れないグラビアアイドルを演じた成海璃子、共演の犬山イヌコ、山崎一、奥菜恵、そして安藤サクラが舞台あいさつを行った。
KERA監督といえば、ブラックな笑いの世界が演劇界を超えて多くのファンを楽しませているが、今回の作品も、主演の成海が「こんな現場は今までになかったというくらい、楽しみながら参加できました」と演じる側も大いに“KERAワールド”を満喫したよう。
タイトルは『罪とか罰とか』だが、「今だから謝りたい、過去に犯した罪」について聞かれたKERA監督は、「映画は半年くらいするとDVDになりますが、前作の映画『グミ・チョコレート・パイン』をお店のなるべく目立つところに置いたり。今回も、宮藤(官九郎監督)の映画『少年メリケンサック』をどかして、お勧めコーナーに置くことになることをあらかじめ謝っておきます」と映画監督ならではの罪を先回りして告白した。一方、成海は「KERA監督にヘンなメールを送ったんです……呪いのメールで(笑)、コワい女の顔が出てきて呪われちゃうやつ。スミマセンでした……」と笑顔で自白した。KERA監督は、「この映画が面白いと思った方はぜひ、お友だち10人以上に紹介して……くれないと、災いが起こるかと(笑)」と会場に向かってブラックな宣伝を呼びかけた。
『罪とか罰とか』は、売れないグラビアアイドル・アヤメ(成海)がひょんなことから一日警察署長を務めることになり、思わぬ事件に直面していく奇想天外なコメディー。
映画『罪とか罰とか』はシネマライズほかにて全国公開