フランス映画祭開幕!団長ジュリエット・ビノシュ“タカシマヤ”に大爆笑!
12日、六本木ヒルズにて「フランス映画祭2009」オープニングセレモニーが行われ、映画祭団長のジュリエット・ビノシュ、ユニフランス会長のアントワーヌ・ド・クレルモン・トネール、そして駐日フランス大使のフィリップ・フォールが記者会見に臨んだ。
舞台を横浜から東京に移し、4年目を迎えたフランス映画祭。カトリーヌ・ドヌーヴ、ソフィー・マルソーに続き、今年はオスカーノミネート経験もある国際派女優ビノシュが団長を務め、12日から15日までの開催期間を盛り上げていく。
ビノシュは「映画はパスポートのようなもの。映画を通して、自分を見いだすことができる出会いの場を提供できるのがうれしい」と団長就任の喜びを語り、今回の来日について「日本人が持つエレガントさ、礼儀正しさ、愛情の深さを感じ取ることができ、来るたびに毎回感動を覚える」とコメント。さらに「黒澤明監督の作品はよく子どもと観ているわ。最近は是枝裕和監督の作品も観たの」と日本映画の持つ深い魅力がお気に入りだと語っていた。
団長という肩書きと、駐日フランス大使とユニフランス会長に挟まれているからか、会見中ビノシュからはやや堅苦しいコメントが目立っていたが、会見後の質疑応答で一変。今回上映される作品の多くに日本に関する話題や、商品などが目立っているのはなぜか? と問われたビノシュはまじめに返答していたが、「ほとんどの作品を観たけれど、あまり覚えていないわ? どこに出てた?」と逆質問。しばらくして「あ! 思い出した! “タカシマヤ”ってセリフを言ったおぼえがあるわ! 皆さん、記憶力がいいのね!」とケラケラ笑い、リラックスした様子を見せていた。
「フランス映画祭2009」は3月12日から15日までTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催中