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玉木宏主演の映画『真夏のオリオン』がどん底にいる日本にエール!

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観てもらえればわかります!-福井晴敏氏
観てもらえればわかります!-福井晴敏氏

 第二次世界大戦末期を舞台に、倉本艦長(玉木宏)らをはじめとする潜水艦イ-77の乗組員たちの死闘を描いた感動のエンターテインメント大作映画『真夏のオリオン』で、監修と脚色を務めたベストセラー作家の福井晴敏氏に話を聞いた。映画『亡国のイージス』『ローレライ』の原作者としても知られる福井氏が、本作に込めた思いとは?

映画『真夏のオリオン』

 「ちょっと前までは格差社会という言葉もありましたが、今はそれも無効化していて、みんなが大変な状況に陥っている。こんなことは戦後60年間でまったく経験のないこと」と語る福井氏は、目に見えない敵と対峙(たいじ)しながら、深い海の底でじっと耐え忍ぶ乗組員の姿に、不況や社会不安と戦いながら生きる現代の日本人を重ね合わせた。「大変な時代を生きた当時の人たちが、果たしてどうやって生き抜いたのか?」という思いから、原作「雷撃深度一九・五」を脚色する際にも、これまでの戦争映画のように過去を振り返るのではなく、未来への明るい希望が見える作品を目指したという。

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 こうして『真夏のオリオン』は、ド派手な演出を極力避けて、潜水艦内で繰り広げられる持久戦にスポットを当てた“静のエンターテインメント”ともいうべき作品に仕上がった。福井氏は「今のランキングをにぎわせている映画に慣れたお客さんには、ちょっと異質に映るかもしれないが、観てもらえれば良さは絶対にわかってもらえる。それに昔から映画を観続けて、今の状況に満足できない映画ファンもきっと満足できるはず」と『真夏のオリオン』が映画らしい映画になったと強い自負を示す。ドン底ともいわれる現在の不況を生き抜く現代人にエールを送る本作は、わかりやすい作品が増え過ぎてしまった日本の映画界に一石を投じることになりそうだ。

 『真夏のオリオン』は第二次世界大戦末期の沖縄南東海域を舞台に、アメリカ海軍の燃料補給経路を断つために配備された潜水艦イ-77の乗組員たちが、敵の攻撃や酸素不足といった難局を生き抜く姿を描いた感動作。北川景子ふんするヒロインが記した楽譜が感動的なクライマックスを導き出すなど、原作にはない福井氏オリジナルの脚色にも注目したい。

映画『真夏のオリオン』は6月13日より全国公開

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