『エルム街の悪夢』リメイク版、新フレディー・クルーガー決定!
マイケル・ベイ監督が率いる製作会社プラチナム・デューン社が映画『エルム街の悪夢』のリメイク版製作準備に入り、新しいフレディー・クルーガーが誰になるかが注目されていたが、このたび映画『ウォッチメン』でロールシャッハを演じたジャッキー・アール・ヘイリーに決定した。
『エルム街の悪夢』の悪役主人公はホラー映画の代名詞ともなっている、フレディー・クルーガーという殺人鬼。少年少女連続殺害を犯したフレディーは、怒り狂った被害者たちの親たちに焼き殺されるが、死んだ後なお、すさまじく焼けただれた形相に長いカギ爪のついた手袋、という恐ろしいいでたちでティーンたちの悪夢によみがえり、再び彼らを血祭りに上げてゆくというストーリーだ。
往年の栄えある悪役をどんな新参者が演じるか、ということにかなり厳しく目を光らせているアメリカのホラー映画ファンたちも、「新フレディーならジャッキーに!」と彼に対するエールはかなり大きかった。ジャッキー自身も道行くファンに呼び止められて、彼がいかに新フレディーを担うべきかという思いを熱く語られたこともしばしばあったそうだ。
ケーブル局などのインタビューで新フレディーとしてファンの間でナンバーワン候補に上がっている、という事実に対しての感想を聞かれて、「(フレディー役に)大いに興味はあるし、製作側から連絡があったらぜひ話をしたい」と語っていたジャッキーだけに、今回の新フレディー決定のニュースは朗報であることに間違いない。
ファンの絶大なるプッシュで『ウォッチメン』のロールシャッハ役を手に入れたと言われているジャッキーだが、実は彼の採用を決定付けたのは、『ウォッチメン』の監督ザック・スナイダーに見てもらうために作った自作自演のオーディション用DVDだと言われている。その中でジャッキーは、ロールシャッハの不気味なマスクの代わりに、ソックスを頭からかぶって役に成り切り、刑事に尋問されて殺気立つロールシャッハを熱演して見せたという。
そんな熱意と努力がザック監督を動かし、ジャッキーは『ウォッチメン』の大役に手にした。そしてそれを大きなきっかけとして、今回の『エルム街の悪夢』で悪役ヒーロー、フレディーとしての大役を手にしたわけである。まさにいかなるときも努力を怠るべからず……を体言してくれた頑張りやのジャッキー。彼の新フレディーに大期待だ!