アルフィーに直撃インタビュー!35年間バンドを続ける秘訣はユルユルなこと?
3人の男たちの友情と心の葛藤を描いた『ウォーロード/男たちの誓い』の日本版エンディングテーマ曲「風の詩」を歌うアルフィーの3人が、本作の魅力や楽曲に込めた想いを語った。
本作は、19世紀の中国で義兄弟の誓いを交わし、共に戦った3人の男たちの物語。アルフィーの坂崎幸之助が「本当に素晴らしい作品です!映画館で観たい!」と絶賛し、桜井賢も「スケールが大きくて、観終わった後にズシっとくる物悲しさがある」と力説するほど重厚な感動巨編だ。そして、本作の日本版エンディングテーマ曲「風の詩」の作詞・作曲を担当した高見沢俊彦も、「最初は自分のイメージで作ったけど、映画を観てゼロから作り直した」というくらい、映画に感銘を受けたそうだ。決して美しいだけではない人間関係に切なさを感じたという高見沢は、「エンディングで曲が流れたときに、ここから何かが始まり、新しい未来につながることを感じてもらいたい」と曲に込めたメッセージを熱く語った。
そんな「風の詩」には、デビュー35周年を迎え、新たな未来へ踏み出そうとしているアルフィーの決意も込められているそうだ。そんな3人に、本作の男たちのように誓いを交わしたことがあるのか聞いてみたところ、「結成のころから何かを約束したことなんてないです。いつもユルユルな感じで(笑)」と坂崎が暴露。その言葉を受けて桜井は、「契りとか誓いとかの関係だったら35年も続かない。なにかで縛ってしまったらもたないですよ」とキッパリ。続いて高見沢も、「口に出したことはないけど、ずっとライブをやり続けることが、ずっと守られている3人の暗黙の誓いなんだと思う」と、誇らしげな表情でアルフィーの結束力の強さを表現した。言葉で交わした誓いはなくても、3人は音楽というキズナで固く結ばれている。35年もの間、一度も休止することなく続いているバンド活動が、そのなによりの証拠だ。
アルフィーの力強いメロディーと歌詞で彩られた『ウォーロード/男たちの誓い』は、2007年の中国興行収入ナンバーワンに輝き、香港や台湾の映画祭で主要部門を独占するなど、あの『レッドクリフ』シリーズに匹敵するほどの話題性と魅力を持つ作品。ジェット・リー、アンディ・ラウ、金城武という、アジアを代表するスターの共演も見どころとなっている。3人の男たちが織り成す熱い人間ドラマと、アルフィーの3人が作り上げた珠玉のサウンドを、その目と耳で味わってほしい。
映画『ウォーロード/男たちの誓い』は5月8日(金)より全国公開