バチカンの新聞が好意的評価!『ダ・ヴィンチ・コード』続編の『天使と悪魔』
トム・ハンクス主演の注目作映画『天使と悪魔』が、バチカンの新聞で「危害のない娯楽映画」と紹介された。
2006年に話題となった前作の映画『ダ・ヴィンチ・コード』は、イエスがマグダラのマリアと結婚し子どもをもうけたという内容から、カトリック教会の大きな反発を招き、これについてバチカンは沈黙を守っていた。一方今回の『天使と悪魔』では、トム・ハンクス演じるラングドン教授が古代のカルト宗教の脅威に対し教会の助けを得る内容になっている。ローマで行われたプレミア後に出されたバチカンの日刊紙「オッセルバトーレ・ロマーノ」では、「歴史的な誤りやステレオタイプな人物像にあふれているが、好奇心や、そして恐らく楽しさをもたらすビデオゲーム的な映画」と好意的に紹介。「原作本を警鐘とするのはおそらく大げさだろう。それよりも、今日問題となっているような事柄について、ローマ教会がどんな立場をとっているか、メディアを使って示す方法を再考する、新たな刺激ととらえるべきだ」と掲載した。