ファン5,500人が殺到!岡田准一主演映画『おと・な・り』先行上映
人気グループV6の岡田准一の単独初主演映画『おと・な・り』が16日、東京・恵比寿ガーデンシネマで先行上映され、岡田と共演の麻生久美子、谷村美月、岡田義徳、池内博之、そして熊澤尚人監督が舞台あいさつを行った。
この日、初回と2回目の上映分合わせて400枚の舞台あいさつ付き鑑賞券を求めて、早朝から5,500人が劇場に詰め掛け長蛇の列を作った。このフィーバーぶりに感無量の面持ちの岡田は「5,500人の皆さん、忘れません!」と力強く感謝の言葉を口にした。
タイトルの『おと・な・り』とは「お隣り」で、音が鳴るという意味の「音鳴り」でもあり、麻生は「音が主役でもあり、大切に描いています。耳をすませてこの映画を観て聴いていただけたら、普段耳にしている音が自分にとってどれだけ愛おしい音なのかを認識できると思います」と呼びかけた。また、撮影中、隣人役の岡田が出番のないときにも、音でサポートしてくれたことがうれしかったという麻生は、「岡田さんが本当の音を出してくれるからこそ、リアルにお芝居ができました」と振り返った。
コーヒー豆をひく音も、「優しい音を出すことができるよう試行錯誤を重ね回転速度を調節した」という岡田は、細やかな感情を散りばめた本作の撮影を通して、「自分がいかに芝居が好きかということを再確認した」と満足げな表情。そんな岡田に熊澤監督が「今までにないような大人な渋味のあるいいお芝居がいっぱいある」と太鼓判を押した。
本作は、30歳という転機を迎えたカメラマンの聡(岡田)と、隣室に住むフラワーデザイナーを目指す七緒(麻生)が日々の暮らしの音をきっかけに惹(ひ)かれ合うストーリー。主演の二人は「大人の恋愛です」ときっぱりと断言した。
映画『おと・な・り』は恵比寿ガーデンシネマ、梅田ガーデンシネマ、伏見ミリオン座、シネ・リーブル神戸で先行上映中。5月30日より全国公開