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熟女対決!ソフィー・マルソーVS.モニカ・ベルッチ女の色香ムンムン

第62回カンヌ国際映画祭

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モニカ・ベルッチ(左端)とソフィー・マルソー(右端)。真ん中はマリナ・ドゥ・ヴァン監督
モニカ・ベルッチ(左端)とソフィー・マルソー(右端)。真ん中はマリナ・ドゥ・ヴァン監督 - Photo:Harumi Nakayama

 ソフィー・マルソーモニカ・ベルッチが共演した映画『ドント・ルック・バック』(英題)が現地時間16日、第62回カンヌ国際映画祭で招待上映された。フランス、イタリアを代表する二大セクシー女優の登場に、記者会見では記者たちまでもがサインを求めて殺到するなど、すっかり二人の色香に悩殺されていた。

 同作品はマリナ・ドゥ・ヴァン監督の長編第2作目で、ソフィーとモニカは、監督のデビュー作映画『イン・マイ・スキン 人には言えない、私が本当にしたいこと』を気に入り今回の出演を決めたという。映画は、ジャーナリストのジャンヌが処女作の出版を出版社に断られたことがきっかけとなり、自身の周辺で何かが変化していていることに気付く。それは、写真や映像に写っている自分の姿はまったくの別人であったというもの。その人物を追っていくと、子ども時代のある出来事が関係していたという心理サスペンス。マリナ・ドゥ・ヴァン監督は大胆にも、ソフィーとモニカに二人一役を演じさせている。

 「モニカは女優として多忙だけど、同じ子どもを持つ母親として共感する部分がある」というソフィーに対し、モニカも「わたしたちはまったく違うタイプの女優だと思っていたけど、映画を観るとわたしがソフィーに見えたり、ソフィーが私に見えて驚いた。こんな機会を与えてくれたマリナに感謝ね」と仲むつまじいところを見せていた。

 一方、二人の夫を演じたアンドレア・ディ・ステファノには男性記者から羨望(せんぼう)のまなざしで見つめられ、ついには「二人とベッドシーンを演じた感想は?」という質問が飛び出した。アンドレアは「それはもう、本当に有り難いことで(笑)」と本音を口にし、会場から笑いが起こっていた。(取材・文:中山治美)

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