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菊地凛子、セリフがないながらも新作映画で主役を食うシーンが多数!

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ライアン・ジョンソン監督
ライアン・ジョンソン監督 - Photo:Nobuhiro Hosoki

 前作の映画『BRICK ブリック』がサンダンス映画祭で公開され、期待の若手監督となったライアン・ジョンソンが、新作映画『ザ・ブラザーズ・ブルーム』(原題)について語ってくれた。本作は、億万長者から金を巻き上げてきた詐欺兄弟、ブルーム(エイドリアン・ブロディ)とステファン(マーク・ラファロ)が、最後に一世一代の詐欺を試みるというストーリー。詐欺兄弟の仲間の一人、バンバンを菊地凛子が演じているのも話題だ。

 菊地のキャスティングについて「映画『バベル』同様、セリフがまったくない役なんだ。でも無口なのに、ほかのキャラクターと同じくらい存在感がある。菊地に会った際にはきちんと説明したんだよ。だってセリフはないけど、ほとんどのシーンにかかわっている役だからね。僕としては、セリフがない演技の方が、セリフがある演技よりも粋なものに思えるんだ。それに菊地は体全体で表現してくれるから、主役を食っちゃうようなシーンもたくさんあるんだよ!」と語ってくれた。

 前作の『BRICK ブリック』は長い間製作できなかったらしいのだが、自分で監督するのではなく、脚本を売ろうとか、ほかの監督に渡してみようなどとは考えなかったのだろうか? 「あの脚本を書いたのは、僕が大学を卒業したばかりのときで、恐らく23歳くらいだったから、あの脚本では誰も監督したいと思わないだろうし、まさか買おうとも思わないだろうね。だから当然、僕が製作するしかなくて、ようやく製作にこぎつけたのが30歳になる手前で、それまでの過程でサバイバル魂を身につけることができたんじゃないかと思っているよ。少しずつでもやっていけば、きっといつかは日の目を見ると思うんだ」と感慨深げに述べた。(取材・文:細木信宏 / Nobuhiro Hosoki)

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