脳みそがないモンスターはお手のもの?バナナマン日村叫ぶ!
3D映画『モンスターVSエイリアン』で、無限の食欲を持つゼラチンのモンスター・ボブの声を担当したバナナマン日村勇紀が、アフレコの話や3Dバージョンの見どころなどを熱く語った。「ドリームワークスのアニメーションの大ファンだった」という日村は、この夢のような抜てきにどう挑んだのだろうか。
その仕上がりは、まるで本業は声優!? と思うほどの見事な演じっぷりだ。しかし、本人は「いやいや、本当にそんなことないです!!」とひたすら謙遜(けんそん)。「まだ、演じていきながらわかっていく状態。今はどの声優の仕事でも、(キャラを)つかんだくらいで終わっちゃうんです。プロの方は最初からつかむことができているから、やっぱりすごいって思います」とあくまで声優としてはまだまだこれから、と感じているようだ。セリフそのものは何テークか繰り返したそうだが、「『バァー!!』とか『ウワァー!!』とかのセリフは、全部一発OKだったんですよ(笑)」と収録の様子を教えてくれた。日村演じる脳みそがないゼラチンのモンスター・ボブが、一番の魅力をみせる叫びのシーンを最高の状態で一発クリアしているところに、日村の声優としての才能がうかがえた。
そんな日村が本作を観る際のお薦めポイントは、3D映画版を観ることだと話す。「3Dで観ていないなんて、作品を観てないのと一緒です!」と断言するほど、初めての3D体験で相当な衝撃を受けたようだ。「前後左右から飛んできて、物語そのものに包まれてしまうようなすごい感覚」と語り、その世界を一言で表わすなら? と聞くと「宇宙ですよ!!」と言い切った。「ときどき、自分だけ宇宙に放り投げられる夢を見るんですけど、それに似ています。ホント、夢の中ですよ!」と最後まで大プッシュしていた。日村の声優ぶりだけでなく、物語そのものや最新技術による3D映像までもが楽しめる本作。ぜひとも劇場でその興奮を体験してほしい!
映画『モンスターVSエイリアン』は7月11日より新宿ピカデリーほかにて全国公開