新しい『エイリアン』映画の監督は、若き新鋭かそれともリドリー・スコットか?
先日、リドリー・スコットの弟トニー・スコットが新しい映画『エイリアン』が製作されることを正式に認めたが、どうやら監督選びは難航しそうだ。
リドリー、トニー・スコット兄弟は、自分たちの運営している制作会社RSAに所属する若手監督カール・エリク・リンシュがメガホンを取ることを喜んでいたが、20世紀フォックスの考えは違うようだ。エンターテイメント・ウィークリー誌が伝えたところによると、20世紀フォックスは無名で経験のないカール監督より、『エイリアン』シリーズ1作目でメガホンを取ったリドリー監督にメガホンを取るように求めているとのこと。リドリーとトニーの兄弟はカールが監督することに決めているが、カールが監督に決まったのは身内会社の社員というだけでなく、リドリーの娘ジョーダンと交際しているからではないかと20世紀フォックス側は訴えているそうだ。トニーがインタビューでカールのことを「わたしたちのファミリーの一人」と言ったが、文字通り娘の恋人で家族の一員だったわけだ。
しかしながら、カール監督がメガホンを取ったCMは高い評価を得ており、映像センスも高く、シリーズ1作目の前章にあたる物語を描く新しい『エイリアン』の監督として彼が選ばれたことでファンからも高い期待を集めていた。多忙なリドリー監督がメガホンを取ることは現在のところ不可能で、20世紀フォックスが考えを変えない限り新しい『エイリアン』の製作もされないかもしれない。