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『ターミネーター4』、日本の興行チャートに“I'll be back”-6月15日版

映画週末興行成績

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トランスフォーマーには負けないぞ!クリスチャン・ベイルも迎撃体勢?
トランスフォーマーには負けないぞ!クリスチャン・ベイルも迎撃体勢?

 世界的人気SFアクションシリーズ最新作映画『ターミネーター4』が、大方の予想通り、初登場第1位を獲得した。5日から7日の先行上映の興行収入4億2,891万円に、13、14日の初日2日間分を合わせて、興収10億2,091万円を記録。日本で過去1年間に公開されたハリウッド映画で、最高のオープニング成績となった。

映画『ターミネーター4』写真ギャラリー

 現カリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツェネッガー氏を、一躍アクションスターにした同シリーズとしては6年ぶりの新作で、新生3部作の第1弾。機械軍スカイネットに支配された2018年を舞台に、人類軍の指導者となったジョン・コナーが人類存亡をかけ、スカイネットに立ち向かう。主人公ジョン・コナーを、徹底した役作りで知られる映画『ダークナイト』のイギリス人俳優クリスチャン・ベイルが熱演。映画『チャーリーズ・エンジェル』のマックGがメガホンを取った。シリーズ人気に加え、クリスチャンの人気で新しいファン層を開拓したようだ。シュワルツェネッガー知事のデジタル映像での出演も話題を呼んでいる。

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 初登場から2週連続第1位だった映画『ROOKIES -卒業-』は、3週目を迎え第2位とランキングで一歩後退したものの成績は依然として好調。早くも動員400万人を突破、興収は50億円突破を目前にしている。

 初登場組ではほかに、第4位に映画『真夏のオリオン』。第二次世界大戦中の日本潜水艦とアメリカ駆逐艦の壮絶な攻防と人間のきずなを描く戦争ドラマ。主人公の潜水艦艦長に玉木宏、その親友の潜水艦艦長に、演技初挑戦の音楽デュオCHEMISTRYの堂珍嘉邦、昭和と現代をつなぐ一人二役に北川景子が挑んだ。全国309館で公開され、初日2日間で観客動員9万1,494人、興収1億1,149万3,750円をあげた。

 また圏外で、第64回(2008年)ヴェネチア国際映画祭金獅子賞をはじめ、全世界の映画賞54冠に輝いた映画『レスラー』が、公開劇場37館にもかかわらず、初登場第11位に入った。初日2日間で動員1万5,191人、興収1,984万6,300円と公開規模からすれば大健闘の数字を記録。落ち目の中年プロレスラーが人生をかけて再びリングを目指す姿を描き、主演のミッキー・ローク自身の栄光と挫折を投影したかのような心を揺さぶる人間ドラマで、幅広い客層から支持を得ているようだ。ロークと親交があり、今回直々の求めに応じて書き上げたブルース・スプリングスティーンの主題歌が、辛酸をなめた男のドラマを効果的に盛り上げている。

 次週は、洋画では一昨年に世界的ヒットを飛ばしたSFアクションの続編映画『トランスフォーマー/リベンジ』、邦画では日本映画界を代表する名カメラマン、木村大作氏が最初で最後と宣言してメガホンを取った映画『劔岳 点の記』などが公開。首位を狙い『ターミネーター4』と『トランスフォーマー/リベンジ』が激突するが、軍配はいかに?

(ランキングは興行通信社調べ)

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