余命わずかの友人に『スター・ウォーズ』を観せたい!…そんな映画を日本のファンが署名運動!
2009年2月6日にアメリカで公開され、映画『スター・ウォーズ』ファンに熱狂的な支持を受けた、ジョージ・ルーカス公認の映画『Fanboys(ファンボーイズ)』を日本で公開するためにファンがアツイ署名活動を行っている。
同作は、高校時代からの『スター・ウォーズ』ファン仲間の4人が、がんに冒され余命わずかとなった友人に、公開前の映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』を観せるために、ジョージ・ルーカスのおひざもとであるスカイウォーカーランチに向かう珍道中を描いたコメディー・ロードムービー。R2D2の頭部を屋根にほどこしたバンで旅立つ彼らが道中、対立するのが『スター・トレック』のトレッキーだったりと随所に小ネタが散りばめられている。
出演者は映画『スーパーマン リターンズ』のサム・ハティントン、テレビドラマ「HEROES/ヒーローズ」クリステン・ベルなど個性派俳優がキャストに名を連ねているが、すごいのはカメオ出演者。レイア姫のキャリー・フィッシャー、ダース・モールのレイ・パーク、そして『スター・トレック』シリーズのカーク船長のウィリアム・シャトナーまで出演している。
『スター・ウォーズ』の配給会社にとっては、いろいろと頭の痛いところもあったようだが、2009年2月6日にアメリカで公開された本作は『スター・ウォーズ』ファンのみならず映画ファンからも熱い支持を受け、世界10か国でも公開(『Fanboys(ファンボーイズ)』日本公開を目指す会の資料より)されている。しかし、日本公開を目指す会によると、日本においては公開のめどがまったくたっておらず、DVD発売の予定すらないらしい。
同会は現在、3月から始めたウェブ上だけでなく、首都圏の映画館やトイショップなどで署名活動を実施し、劇場公開に向け日本の配給会社にアピールを続けている。
日本では過去に2006年1月に公開された映画『ホテル・ルワンダ』、2008年7月に公開された映画『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』など署名活動から、劇場公開までこぎつけヒットした作品がある。『Fanboys(ファンボーイズ)』が気になる人は、署名に協力してみては?