マイケル・ジャクソンさんの遺言状、急逝する1週間前に手が加えられた?
マイケル・ジャクソンさんが2002年に書いたと思われる遺言状が見つかった。詳しい内容はまだ未公開だが、マイケルさんの子どもたちの養育権は誰が握っているのか、そして資産の行方は……などマイケルさんの死後、未解決のまま残された問題が多い中で早くも議論を呼んでいる。
月曜日にロサンゼルス最高裁で開かれた調停では、マイケルさんの両親キャサリンさんとジョーさん(マイケルさんは父親のジョーさんとは不仲で、ここ十数年というもの交信を絶っていた)によると、マイケルさんが作成した正式遺言状は存在しないという話であったが、どうやらそれは誤解だったようだ。
マイケルさん両親の顧問弁護士でかつてマイケルさん自身の顧問弁護士をしていたこともあるL・ロンデル・マクミラン氏によると、彼自身もジャクソン夫妻も話題となっている2002年度のマイケルさんの遺言状はまだ見ていないという。
マクミラン弁護士は、月曜日中マイケルさんの子どもたちの仮養育権が祖母であるキャサリンさんに渡るように必死の努力を続けた。そのかいあって、養育権の正式決定が下る日まではマイケルさんの3人の子どもたちはキャサリンさんが面倒を見ることとなった。
一部の報道ではマイケルさんが遺言状で、「自分に万が一何かがあったときの養育権は自分の母親であるキャサリンさんに頼む」という説があったとされ、もしそれが本当であれば、3人のうち2人の子どもたちの母親であるデビー・ロウさんへ養育権が渡される可能性は激減する。
マイケルさんの遺言状執行人は、マイケルさん自身の顧問弁護士であるジョン・ブランカ弁護士と、マイケルさんの友人であり音楽界で有名な重役を務めるジョン・マクレイン氏が任命されている。ブランカ弁護士は1980年から2006年の間、マイケルさんの顧問を勤めており、遺言状の作成時にも助力したと言われている。そして何の因果か、マイケルさんが急逝する1週間前に再び顧問として弁護士を務めてくれるように頼まれたという。
この遺言状は早ければアメリカ西海岸時間の7月2日には、マイケルさんの顧問弁護士によってロサンゼルス最高裁判所に提出される見込みとなっており、その際にもっと詳しい遺言状の内容が明らかにされるかもしれない。