山寺宏一、美輪明宏にヒドイことした!ビクビクの毎日送ったことを吐露
映画『劇場版ポケットモンスター/ダイヤモンド&パール アルセウス 超克(ちょうこく)の時空へ』で声優を務めた山寺宏一が、世界を作り出したと言われる神と呼ばれしポケモン、アルセウスを演じた美輪明宏に対して、物語の中とはいえ、ヒドイ行為をしてしまったため、怒られるのではないかとヒヤヒヤしていたことを明かした。
映画『劇場版ポケットモンスター/ダイヤモンド&パール アルセウス 超克(ちょうこく)の時空へ』写真ギャラリー
山寺演じるギシンは、高嶋政宏演じるダモスの部下。そのダモスは、荒れ果てた大地を豊かな土壌に変える“命の宝玉”をアルセウスから借りながら、約束の期限を破った上にアルセウスをわなにハメてしまう男なのだ。山寺は、「もう、何てことをしてしまったんだろう……」と、開口一番ポツリ。「アフレコしているときは大丈夫でしたけど、『あの声はあなたの役? わたしのことをあんな目に遭わせたのは?』なんて言われたらどうしようかと思って! 今日の今日までビクビクしていましたよ(笑)」と大御所・美輪に対してガチでビビッていた様子だった。12年連続で映画『劇場版ポケットモンスター』シリーズに出演を果たした大ベテランの山寺だが、「もう、おっはーどころじゃないですよね(苦笑)」とシリーズ史上最も緊張したアフレコになったことを教えてくれた。
アルセウスについて美輪本人は、「人に無償の愛をささげるアルセウスは、まるでわたしの細胞」と話し、完成披露試写会場でも「髪の毛が黄色いのは、ピカチュウの生まれ変わりだから」などと発言するなど、たいそうお気に入りだとの情報がある。これを聞いた山寺は、「アルセウスは世界を作ったポケモン。だから、悪い人間は裁きを受ける。怖い(笑)! ただ、これはメッセージ。子どもたちだけでなく、大人たちもアルセウスの言葉に襟を正してほしい。僕だけじゃなくてね(笑)!」と自身の体験(?)から警告を発していた。
しかし、完成披露試写会当日に美輪と対面した山寺には、意外な会話が待っていた。「美輪さんは、最近はガツガツした若者が減って、とってもステキ、いい時代になってきたとおっしゃっていて、良かったですよ」と劇中での無礼な扱いを非難されるのではなく、まったく関係のない予想外のトークにホッと胸をなで下ろしたのだとか。「ガツガツしているところを見せず、思いやりや気遣いで接する若者が増えた、という美輪さんの良い解釈なのでしょう」と大御所の心の広さに感心しきり。こうして山寺は、“美輪アルセウス”の裁きを回避したが、劇中の美輪の迫力は予想以上にすごいので、山寺がビビッてしまった理由がわかるはずだ。
映画『劇場版ポケットモンスター/ダイヤモンド&パール アルセウス 超克(ちょうこく)の時空へ』は7月18日より全国東宝系にて全国公開