リドリー・スコットとレオナルド・ディカプリオ再コンビ映画、監督決定か?
アクション・サスペンス映画『ワールド・オブ・ライズ』でコンビを組んだリドリー・スコットとレオナルド・ディカプリオが再コンビを組む新作映画の監督が決まりそうだ。ハリウッド・レポーター紙が伝えたところによると、CM界出身のルパート・サンダースが映画『ザ・ロウ・ドウェラー』(原題)の監督として交渉中とのこと。同作は、レオナルドが主宰する制作会社アッピアン・ウェイとリドリーとトニー・スコット兄弟が主宰するスコット・フリー・プロダクションが製作する映画で、当初はリドリーがメガホンを取ると思われていたが、新進監督であるルパートにチャンスが巡ってきたようだ。ルパートは人気ゲーム「Halo 3(ヘイロー3)」やMonster.comのCMで高い評価を受けているが、長編映画の監督をするのは今回が初めてとなり、本作のほかにジャンニ・ヌナリがプロデュースするアクション映画『ザ・ワイルド・ギース』(原題)でメガホンを取る予定だ。
『ザ・ロウ・ドウェラー』(原題)は、1980年代半ばのインディアナ州を舞台に、刑務所から出所した男が社会復帰しようとするが、何者かが彼に恨みを晴らそうと付きまとうスリラー・ドラマだ。映画は、ジョエル、イーサン・コーエン兄弟の映画『ノーカントリー』や、デヴィッド・クローネンバーグ監督の映画『ヒストリー・オブ・バイオレンス』のような要素を持った作品といわれていて、レオナルドが主人公の刑務所から出所した男を演じる予定だ。脚本はブラッド・インゲルスビーの処女作で、同脚本をめぐっては大手スタジオが昨年争奪戦を繰り広げ、MGMとレラティビティ・メディアが共同で落札している。