オーストリアの大臣が『ブルーノ』のボイコットを呼びかける
サシャ・バロン・コーエンの新作映画『ブルーノ』(原題)は、オーストリアを非常に不適切に描いているとして、オーストリアの文化大臣がボイコットするよう呼びかけている。この映画はサシャ演じる架空のゲイのオーストリア人ファッション・リポーター、ブルーノが巻き起こす騒動を描くコメディー。
映画の中でブルーノは、ヒトラー以来のオーストリアの有名人になると宣言しているほか、婦女暴行で有罪となった男性ジョセフ・フリッツルは“オーストリアン・ドリーム”の体現者だと表現。エミール・ブリックス大臣は「不適切極まりない。みんなもはっきりと意見すべきだ」と憤慨し、「国民の多くもどう反応すべきかはわかっているはず」とボイコットを求めている。