小泉今日子が岸田今日子さんからバトンタッチ!劇場版ムーミンでナレーション挑戦
小泉今日子が、フィンランドアニメ映画『劇場版ムーミン パペット・アニメーション ~ムーミン谷の夏まつり~』でナレーションを担当することが10日、わかった。
映画『劇場版ムーミン パペット・アニメーション ~ムーミン谷の夏まつり~』
2003年に劇場公開された短編シリーズ『ムーミン パペット・アニメーション』を、最新技術を施したクリアで美しい映像と再編集したストーリーで長編化したリニューアル版。洪水に巻き込まれ、離れ離れになってしまったムーミン一家と仲間たちのひと夏を描く。日本とムーミンの故郷フィンランドの修交90周年という“ムーミンイヤー”の記念作だ。
前作ではムーミンをはじめ登場キャラクターの声を、故・岸田今日子さんが務めている。岸田さんからのバトンタッチについて、配給元のアスミック・エース、代表取締役社長の豊島雅郎氏は「岸田さんをリスペクトしつつ今回新たに劇場版を作るにあたって、小泉さんの声や存在感こそが、この作品のふわふわした手作り感と温かみあふれる世界観にぴったりはまると思い、もう彼女しか考えられませんでした」と抜てきした理由を説明。
小泉は「子どもが観ても、大人が観ても、心が温まる、楽しい気持ちになる物語というのは、どんな時代にも絶対に必要だと思います。特にこんな時代だからこそ、そのお手伝いができるなら」と快諾した。このほど都内スタジオで収録に臨み「キャラクターのみんながとても元気なので、ナレーションはのんびりしたムーミン谷の、穏やかな感じが伝わるように、と演じました。本当に絵本を読んでいるようにワクワクしたり、ハラハラしたので、それがそのまま声の表情になったのではないかと思っています」と持ち前の優しく温もりある声で、ムーミン谷に新風を吹き込んだ様子。
仕上がった作品に「ムーミン谷のお話は、『地球のどこかにひっそりと、本当に存在するかもしれない』と思える物語です。そういう夢を見るような気持ちで、観て頂けたらうれしいです」と心優しい世界観をPRしている。
映画『劇場版ムーミン パペット・アニメーション ~ムーミン谷の夏まつり~』は8月1日より渋谷シネクイントほかにて全国公開