スーザン・サランドン、死の医師の伝記映画でアル・パチーノと共演
アル・パチーノが、死の医師と呼ばれたジャック・ケヴォーキアンを演じる伝記映画へ演技派の二人の出演が決まった。ハリウッド・レポーター紙が伝えたところによると、HBOフィルムズが製作する伝記映画『ユー・ドント・ノウ・ジャック』(原題)へスーザン・サランドンとジョン・グッドマンが出演するとのこと。
ジャック・ケヴォーキアンは、末期病患者の積極的安楽死を推進しているアメリカの病理学者で、自作の自殺装置により130人にもおよぶ患者を死に至らしめた元医師だ。映画は、ニール・ニコルとハリー・ワイリーのノンフィクション小説「ビトゥウィーン・ザ・ダイイング・アンド・ザ・デッド」(原題)をおおまかに基にし、彼がなぜ末期病患者の自殺幇助(ほうじょ)を行い、積極的安楽死を推進するのか描かれる予定だ。ジョンがケヴォーキアンの友人であり、同僚であり、本作の基となる小説の原作者の一人であるニコルを演じ、スーザンはアメリカの安楽死の選択を支持する協会「ヘムロック・ソサイエティ」の運動家ジャネット・グッドを演じる。ケヴォーキアンの支持者であるジャネット・グッドは、彼女自身も末期がんに侵されており、彼女もケヴォーキアンの助けを借り、最期は友人や愛する人々に見守られて安楽死を選択している。映画は『バンディッツ』のバリー・レヴィンソン監督がメガホンを取り、脚本はアダム・メイザーが手掛ける。