一ファンから出演者に!『ハリー・ポッターと謎のプリンス』でロンとキスをする色白美人を直撃!
J・K・ローリング原作による世界的ベストセラー小説「ハリー・ポッター」シリーズの劇場版第6弾映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』が、日本で本日15日より公開されるが、本作でハリー・ポッターではなく、ハリーの親友ロンとキスをする美女ラベンダー・ブラウンを演じるジェシー・ケイブに話を聞いた。
-あなたはロンとキスをする方ですよね。
そうよ(笑)。
-ロンは緊張したと言っていましたが、あなたは今、どんな気分ですか?
わたしも緊張したわ。撮影が始まったばかりにもかかわらず、そのシーンの撮影をしたことに驚いているの(笑)。
-長く続いているシリーズで、皆がお友だちのように仲がいいチームに新しいキャストとして入っていくということで、大変なことはありませんでしたか?
みんながとても仲が良くて、親しい感じなので、そういう様子を見ていると素晴らしいことだと思うし、このような段階で実際にそこへ入っていけて、傍観者としてみんながどれだけ仲良くやっているかというのを目の当たりにすることができるというのはとても光栄なことだわ。これはすべてワーナー・ブラザーズと、1作目からの監督陣のおかげね。撮影開始初日からずっと皆が一生懸命仕事をしてきて、現場はとても楽しい雰囲気なの。こんな機会を与えてもらえて、とても光栄だと思っているの。
-ラベンダーはとても女の子、女の子していて、そういう女の子はこのシリーズを通してこれまで出てこなかったと思いますが、そういうキャラクターを演じるにあたってどういう気持ちですか?
J・K・ローリングが描いているラベンダー像を彼女の希望通りに演じることができているといいんだけど、ラベンダーは女の子らしいところがあるのは確かね。でも彼女はほかの女の子よりはわざとらしい表現の仕方をするけど、実は典型的な女の子なの。ロンにとにかく夢中で、そういう風に彼にぞっこんの女の子は演じていてかわいいと思うの。誰かに夢中になれるというのはラブリーな(すてきな)ものよ(笑)。
-どういう経緯でこの役に選ばれたのでしょうか? オーディションなどですか?
そうね。最初のオーディションは4月ぐらいだったわ。だからそういう意味では1年間ずっとハリー・ポッターにささげたという感じね。もしかしたら選ばれなかったかもしれなかったけど(笑)。
-それは一般公開オーディションだったのですか?
いいえ、まずはわたしの所属するエージェンシーで何人かはわからないけれどほかの女の子たちと一緒にオーディションを受け、その後監督の要請で1か月半後に更に2度目のオーディションがあったの。でもわたしの受けた2度目のオーディションの後、公開オーディションもやるらしいということを耳にして、「ということは、わたしはだめだったのね」とがっかりしていたわ。だから8月になってスクリーンテストに来てくれと言われたときは、とてもびっくりしたの。それから最終的に決まったので、とてもうれしかった(笑)。
-私生活ではロンのような男性は好みですか?
おかしいと思ったのは、わたしにも以前に赤毛のボーイフレンドがいたということ。最近になって彼とまた話したときに、この役が決まったって言ったの。面白いものよね。
-偶然なんですか(笑)?
そうよ、偶然なの(笑)。そうは言っても弟が赤毛なので、赤毛の人は好きだけれどね。だからといって……。
-赤毛というのが条件というわけではないのですね(笑)?
それはないわ(笑)。
-好きな俳優は誰ですか?
ハリー・ポッターの中でということ?
-いや、そうではなくても一般的にはいかがですか?
ヘレナ・ボナム=カーターの大ファンなの。彼女と会う機会があるといいなと切に願っているわ。それからメリル・ストリープも大好き。ビル・マーレイ、ジェフ・ダニエルスもいいわ。今では成長したけれど、マコーレ、キーラン・カルキン兄弟も大ファンだったの。
-今まではいちファンとして見られていたこんな超大作の撮影現場に実際に入ってみて、こんなところがびっくりしたというような点があれば教えてください。
昨日面白いことがあったの。わたしは近眼だから眼鏡なしではあまりまわりが見えないんだけど、(撮影中は外すから)終わるまでずっとそのセットにフクロウがいるのに気付かなかったの(笑)。このような素晴らしい環境にいさせてもらって、現場でのことがどのように実際に映画になるのかを見ることができるというのはすごいことだと思うわ。フクロウや前作でのロックネスモンスターみたいなやつもそうだしね。
-今かけていらっしゃる眼鏡はご自分のものなのですか?
わたしのなの。だから撮影中は外さないといけないのよ。眼鏡のあとがつくので、それをメークアップをしてごまかさないといけないの(笑)。クリスマスプレゼントにはコンタクトレンズを買ってもらわなくちゃと思っているわ。
-ダニエル・ラドクリフに実際にお会いされて、大スターだと思われましたか?
彼にはカリスマがあるわ。ずっと映画で観てきた彼に実際に会えて、隣に座ることができるなんて、とても非現実的な感じね。それでも彼らは皆とても謙虚で普通の人たちなの。彼らが皆あそこまですてきな人たちだというのに、ただただ驚いているわ。それにはびっくりしたけれど、みんなのことがだんだんわかっていくにつれ、彼らがスター気取りなところはなく、皆性格がいいのは納得がいくわと思ったわ。
-しつこく男の子を追いかける役ですが、そういうのはどう思われますか?
わたしのアプローチではないわね(笑)。そういうタイプの女の子は、個人的にはかなり怖いと思うの(笑)。彼女たちは自分で欲しいものがはっきりしていて、それを手に入れようとしているわけだけど、そういうのが長い目で見て成功するかというとそれは別問題ね。ラベンダーにとっても結局だめだったように、うまくいくことではないのかもしれないわね。近い将来、自分でやろうとは思わないけど、脱帽させられるところはあるわね(笑)。
-ハリー・ポッターに今回出演が決まって、家族やお友だちなど周りからの反響はいかがでしたか?
みんなとてもショックを受けていたわ。自分でも知らせを聞いてから2か月間は信じられなかったもの。ずっと手に入れようと追いかけていたから、不思議な感じがしたわ。実感がわくまでにはしばらくかかったの。
-ロン役のルパート君はキスシーンのために訓練が必要かもかなんて冗談言っていましたが、それを聞いてどうですか?
二人で練習するべきだったかもしれないわね(笑)。正直言って、信じられないほどナーバスだったの。
-眼鏡以外に今つけていらっしゃるアクセサリーというのは、すべて役のためのものですか?
そうね。この手袋とパーカーは寒いから自分のをつけているけれど、それ以外はすべてそうよ。今すごく寒いのよね(笑)。ラベンダーがつけるこんな変なネックレスもあるわ。
-プードルがついているのですね?
そう、こういうのはラベンダーらしいでしょう?
-髪型もそうですよね?
そうなの。カーリーヘアということになっているの。地毛は直毛なのよ。
-映画の中ではロンに好意を持つわけですが、あなた自身としては共演者の中で誰が一番のタイプですか?
みんなそれぞれ違った長所を持っていて、素晴らしいと思うわ(笑)。
-難しい質問ですよね(笑)?
そう難しいわ(笑)。
-デヴィッド・イェーツはいかがですか?
彼はすてきな人よ。そうね、絶対彼がタイプね(笑)。
-J・K・ローリングがダンブルドア校長はゲイだと発表されましたが、それを聞いてどう思われましたか?
そう聞いてから本を読むと面白いものよね。きっと前の本を皆読み返してみると面白いはずね。でもだからといって、見方が変わるとかそういうことはないと思うの。ダンブルドア校長はとても印象的な大役だから、そんなささいなことで影響されることはないわ。とても素晴らしく、ラブリーな役なの。あら、わたしってさっきからラブリーばっかり連発しているわね(笑)。結構、ショックだったけど、面白いわよね。(取材・文:シネマトゥデイ)
映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』は7月15日より全国公開