メルボルン国際映画祭のウェブサイトが中国のハッカーから攻撃
オーストラリアで開催されるメルボルン国際映画祭のオフィシャルサイトが、突然中国国旗と、世界ウイグル会議総裁のラビヤ・カーディルさんに反対するスローガンにとって変わるというハッキングに見舞われた。
BBCオンラインによると、ハッカーのアドレスは中国のアドレスとのこと。映画祭では、ラビヤさんを描くドキュメンタリー映画を上映予定だったが、中国政府は7月上旬に新彊ウイグル自治区で起きた大規模な暴動についてラビヤさんが主導したと批判しており、映画祭に対しても、上映をやめるよう要請していた。ラビヤさんは映画の上映日である8月8日に映画祭に出席する予定で、急きょ、私設警備員がラビヤさんと来場者の警護に当たることに。ウェブサイトに異変が起きたのは10日ほど前からで、主催者は「中国政府から、はっきりした言葉ではないが、この映画の上映をあきらめるよう言われ、わたしは映画祭の上映作について正当性を主張した。これは独立した芸術企画なんだってね。(ハッキングは)それ以来、継続して起きている」と語っている。