天海祐希、強い女からイメチェン図る?サプライズに涙の行方は?
2日、川崎のシネコン、チネチッタ川崎で、映画『アマルフィ 女神の報酬』の大ヒット御礼舞台あいさつが行われ、主演の織田裕二と天海祐希、西谷弘監督が登壇した。同作は、日本映画初となる全編イタリアロケを敢行した超大作。イタリアの伝統的な映画スタジオのチネチッタスタジオでも撮影されたことから、同じ「チネチッタ」の名称を持つ同地での舞台あいさつが実現した。
テレビドラマ「BOSS」などに見られる頼れるキャラクターで、同性からの支持も高い天海。この日も、ファンから「ボス」と声をかけられるなど、天海イコール男っぽいサバサバした性格、という図式は、しっかりと世間に定着しているようだ。しかし、舞台あいさつに登場した天海は、「皆さんはわたしを強いタイプの女性だとお思いでしょうが、この映画のわたしこそが本当のわたしです」とあいさつ。子どもを誘拐され、憔悴(しょうすい)する紗江子という役柄と自分とを重ね合わせ、イメージチェンジを図ろうとしていたが、会場からは「えーっ!」という声が起きていた。最初こそ、その役のイメージを守ろうと、しおらしく振舞っていたが、いったん話し始めると、天海のサバサバした性格が見え隠れしてしまうという事態に。
そんな天海だが、くしくも8月8日が誕生日ということで、スタッフ、キャストからサプライズ。バースデイプレゼントとして、花とイタリアワインが手渡された。何も聞かされていなかった天海は「えー!」と、まるで宝塚時代の男役に戻ったかのような、男っぽい驚きぶり。天海がもくろむイメチェン作戦は、見事に外れてしまったようだが、「皆さんがいらっしゃらなかったら、泣いていたかもしれません」とその喜びを素直に表していた。
本作は、日本映画初となる全編イタリアロケを敢行。織田、天海のほかに、戸田恵梨香、佐藤浩市、福山雅治といった豪華キャストが集結した。信念を貫いて行動する外交官の黒田という役柄は、『踊る大捜査線』シリーズの青島刑事に続く織田の当たり役として、今後のシリーズ化も期待されている。観客動員も150万人を突破するなど、まだまだ話題を集めそうだ。
映画『アマルフィ 女神の報酬』は全国東宝系にて全国公開中