GLAYのTERU、トークショーで「神が降りた!」
5日、渋谷シネマライズで映画『イサム・カタヤマ=アルチザナル・ライフ』トークショーが行われ、牧野耕一監督のほか、主演の片山勇氏、主題歌を提供したGLAYのTERUが登壇した。そのTERUがトークショーで発した第一声が「神が降りてきた!」だった。
映画『イサム・カタヤマ=アルチザナル・ライフ』は、これまでメディアに出ることのなかった伝説のカリスマデザイナー片山氏の実像に迫る刺激的なアーティスティック・ドキュメンタリーだ。一切の妥協を許さない片山氏の情熱的な仕事ぶりをはじめ、片山氏がレザーファッションの世界に進むようになったきっかけや、プランドに対する思いなど、片山自身や彼の仲間たちが語る飾らない本音の数々がカメラにとらえられている。監督の牧野は、そうした男くさい世界をおさめた映画について「女性にとっては究極のエロ映画」と表していた。
牧野監督からマイクを引き継ぎ、いよいよTERUがしゃべりだそうとすると、マイクの電源が入っておらず会場は爆笑の渦に。アーティストらしからぬ失態にTERUも「神が降りてきた!」と絶妙のコメントでさらに笑いを誘っていた。その後も、ちゃめっ気たっぷりの牧野監督は、マイクを誰かに渡すたびにマイクのスイッチを切るというトラップを仕掛け、片山氏もわなにはめてご満悦の様子だった。
GLAYとして主題歌「LET ME BE」を提供したTERUは、「片山さんという男の生き様を表現できたと思う」と自信作であることに力を込めていた。初めて曲を聴いた片山氏は「自然と涙が出て来てしまった」と感動したことを告白していた。
映画『イサム・カタヤマ=アルチザナル・ライフ』はシネマライズほかにて全国公開中