仮面ライダー&侍戦隊シンケンジャーが大ヒットスタート、ハリー・ポッターのV4阻む-8月10日版
映画週末興行成績
映画『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』『侍戦隊シンケンジャー銀幕版 天下分け目の戦』が、初登場首位を獲得。平成仮面ライダー10周年を記念した昭和と平成の歴代26ライダーが総出演したパワーと、『侍戦隊シンケンジャー銀幕版 天下分け目の戦』の日本映画初フルデジタル3D実写版の魅力で、映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』のV4を阻止した。
映画『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』
初日2日間の興行成績(3D版含む)は、全国345館で公開されて観客動員39万9,779人、興収4億7,747万9,400円(3D版成績含む)を記録。昨年の映画『劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王』『炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!劇場BANG!!』の興収比255.3%、一昨年の映画『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!』『電影版 獣拳戦隊ゲキレンジャー ネイネイ!ホウホウ!香港大決戦』興収比198.1パーセントという絶好のスタートを切った。45館で公開された3D版の成績は、初日2日間で観客動員1万9,818人、興収3,395万1,800円となった。
『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』は、昭和・平成の全ライダーが謎の闇組織・大ショッカーに立ち向かう集大成的物語。一方の『侍戦隊シンケンジャー銀幕版 天下分け目の戦」は、侍の技を受け継ぎ武芸に優れたシンケンレッド・志葉丈瑠(松坂桃李)ら6人の若者が、凶悪な外道衆・脂目マンプクに挑む物語。
3週連続で首位だった『ハリー・ポッターと謎のプリンス』は、4週目で第2位へ陥落。同じ4週目の映画『劇場版ポケットモンスター/ダイヤモンド&パール アルセウス 超克(ちょうこく)の時空へ』もワンランクダウンで第3位となったが、累計観客動員300万人、興収は30億円を突破した。
第4位には、初登場の映画『HACHI 約束の犬』。全国349館で公開され、初日2日間成績は動員17万8,527人、興収2億2,292万9,600円。帰らぬ主人を待ち続けた秋田犬の忠犬ハチ公と、飼い主の大学教授の感動の実話を、映画『サイダーハウス・ルール』などで知られるスウェーデンの名匠ラッセ・ハルストレム監督がメガホンを取り、主人公の教授をリチャード・ギアが演じた作品。感動のストーリーに加え動物モノとして、夏休みを迎えたファミリー層を、うまくつかんだようだ。
初登場組ではほかに、第5位に日米同時公開された映画『G.I.ジョー』。人気アクション・フィギュアシリーズを実写化したSF大作で、最強の国際機密部隊G.I.ジョーと世界征服をたくらむテロ組織コブラの攻防を描く物語。出演はチャニング・テイタム、シエナ・ミラー、イ・ビョンホンらで、監督は映画『ハムナプトラ』シリーズのスティーヴン・ソマーズ監督。全米興行チャートでは、首位を獲得している。公開7週目を迎えた話題作の映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』は、先週第8位から第11位と、ついにベスト10圏外となった。
次週は、ベン・スティラー主演のファンタジーコメディーシリーズの続編映画『ナイト ミュージアム2』、製作・脚本をリュック・ベッソンが務めるアクションシリーズ第3弾映画『トランスポーター3 アンリミテッド』などが公開。ファミリー向け人気邦画群に、どこまで食い込むか注目だ。(ランキングなどは興行通信社調べ)