ベン・スティラー主演の『ナイト ミュージアム2』がV2、トップ5は変わらず-8月24日版
映画週末興行成績
トップ5は先週と変わらず、ベン・スティラー主演の冒険ファンタジー第2弾映画『ナイト ミュージアム2』が、V2を達成した。前作の最終興行収入は35億7,000万円。先週末で8億円を突破しており、前作の数字をクリアできるかが注目される。
3週連続で第2位となった映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』は、公開6週目を迎えて観客動員600万人、興行収入70億円を超えた。前作の映画『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』の最終興収94億円を上回るには今ひとつの勢いで、シリーズの右肩下がりを食い止めるのも厳しい状況となってきた。初登場首位でスタートし、先週から続いて第3位の映画『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』『侍戦隊シンケンジャー銀幕版 天下分け目の戦』は、興収15億円を突破。歴代仮面ライダー映画史上最高の興収20億円突破へ向けて快走中だ。
同じ公開3週目で第4位の映画『HACHI 約束の犬』も、動員110万人、興収13億円を突破。第5位の映画『劇場版ポケットモンスター/ダイヤモンド&パール アルセウス 超克(ちょうこく)の時空へ』は公開6週目で動員400万人、興収42億円を突破と、いずれも好調をキープしている。
第6位は初登場の映画『96時間』。リュック・ベッソンが製作・脚本を担当したサスペンスアクションで、主演は映画『シンドラーのリスト』などで知られる名優リーアム・ニーソン。旅行先のパリで人身売買組織に娘を誘拐された元秘密工作員の父親が、96時間のタイムリミットの中、単身で犯人を追い詰めていく“お父さん奮闘ムービー”だ。
第7位で先週からランクをひとつ下げた映画 『アマルフィ 女神の報酬』は、公開6週目で動員250万人、興行収入30億円を突破。第8位、第9位はそれぞれ先週からツーランクアップした映画『トランスポーター3 アンリミテッド』と映画『サマーウォーズ』。お盆中の土日との比較ということもあり他作品が軒並み前週比5、6割の集客にとどまる中、前週比7割強と大健闘している。第10位には、映画『劇場版ヤッターマン 新ヤッターメカ大集合!オモチャの国で大決戦だコロン!』が初登場。全国210スクリーンで公開され、始めの2日間で動員5万9,101人、興収6,689万800円となった。2008年から新テレビシリーズが放送された国民的人気アニメの劇場版で、テレビシリーズでおなじみのメカが勢ぞろいするほか、新メカも登場する。
次週は、人気漫画家である浦沢直樹氏の代表作をオールスターキャストで実写化した3部作完結編映画『20世紀少年<最終章> ぼくらの旗』などが公開。夏休みの最終週に、ファミリー映画群がどこまで踏ん張りを見せるか注目だ。(取材・文:斉藤葉子)(ランキングなどは興行通信社調べ)