死後70日にしてマイケル・ジャクソンさん埋葬される…元妻やマコーレー・カルキンも出席
米国西海岸時間9月3日(水)午後7時30分、70日前に亡くなったマイケル・ジャクソンさんの亡骸がやっと安息の地に埋葬された。
マイケルさんが生前本拠地としていたネバーランドに埋葬されるという、うわさもあったが、最終的な埋葬地は母親キャサリンさんによって決定され、ロサンゼルス都心部より約15分、キャサリンさんの住むエンシノから20分のグレンデールという街に位置する閑静な墓地、フォレスト・ローン・メモリアル墓地になった。
メモリアル墓地敷地内の屋外に用意された式会場には、グリーンの芝の上に白い椅子が400席余り並べられ、マイケルさんの家族をはじめ友人知人で埋め尽くされた。埋葬式に出席した主なセレブは、往年の大女優で生前のマイケルさんとも親しかったエリザベス・テイラーさん、元・米大リーグのスターであるバリー・ボンズ選手、マイケルさんの元妻でエルビス・プレスリーの娘、リサ・マリー・プレスリー、俳優のクリス・タッカー、そして子役時代にマイケルさんと兄弟のように仲が良かったマコーレー・カルキンらも駆け付けた。
ピアノの生演奏によるマイケルさんのヒット曲をバックに、午後7時開始の予定時間より1時間15分ほど遅れてキャサリンさんをはじめ、マイケルさんの兄弟姉妹が到着し、式の開始を待っていた出席客に声を掛けたり握手をしたりして労をねぎらった。
亡くなってから2か月半という長い時期を経て、やっとマイケルさんが埋葬されるのは、メモリアル墓地内にある壮麗な大霊廟の中で、内装はすべて大理石で作られており、マイケルさんの亡骸が納められる場所の壁には、レオナルド・ダヴィンチの「最後の晩餐」の複製をモチーフにしたステイングラス、そしてマイケル・アンジェロのダビデの彫像のレプリカなどが飾られており、美術館さながらだという。
ロサンゼルス検視局の最終発表でマイケルさんの死因は関係医師による麻酔薬を始めとする薬品の過剰投与によるもので他殺と判定された。マイケルさんの早すぎる死に関与した無責任な医師たちの一刻も早い起訴を願うばかりである。(取材・文:神津明美 / Addie Akemi Kohzu)