スティーヴン・スピルバーグ監督のリメイク版『ハーヴェイ』、主演はロバート・ダウニー・Jrか?
ピーター・ジャクソン監督とコンビを組んで製作する映画版「タンタンの冒険旅行」や故マイケル・クライトンの未刊行小説の映画化、第16代アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーンの伝記映画など多くの企画を抱えているスティーヴン・スピルバーグ監督の次回監督作品といわれているリメイク版映画『ハーヴェイ』(原題)。同作の主演俳優として、ロバート・ダウニー・Jrが候補に挙がっていると映画サイトLatinoReviewが伝えた。スティーヴンは現在、ピュリッツァー賞を受賞したメアリー・チェイスの戯曲「ハーヴェイ」を再創造することに集中しており、1950年にヘンリー・コスター監督によって映画化された映画『ハーヴェイ』でジェームズ・スチュワートが演じた主人公役をロバートにと考えているようだ。本作の主人公は誰にも見えない6フィート半(約197センチ)のウサギを友人に持つ純朴な男性エルウッドで、ジェームズ・スチュワートは本役の演技でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされている。エルウッド役は、映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』で知能指数は低いが純粋な心で周囲を惹(ひ)きつけるフォレストを演じたトム・ハンクスのはまり役だろうといわれており、スティーヴンとも仲の良いトムになるのではといわれていた。
また、製作が中止されたのではとうわさされていたスティーヴンのリンカーンの伝記映画企画だが、トニー・クシュナーの脚本を基に映像化され、映画では南北戦争を中心に描くとのことだ。同じリンカーン映画として、ロバート・レッドフォードがメガホンを取る映画『ザ・コンスピレーター』(原題)という映画企画が進んでいるが、こちらはスティーヴンの考える伝記映画とはまったく異なり、ロビン・ライト・ペンとジェームズ・マカヴォイの出演が決まっている。