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グロ・オモシロ映画『ゾンビランド』が初登場全米第1位に決定! -10月6日版

全米ボックスオフィス考

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「第2位になっちゃった……」「でも売り上げは中々みたいよ!」(映画『くもりときどきミートボール』より)
「第2位になっちゃった……」「でも売り上げは中々みたいよ!」(映画『くもりときどきミートボール』より)

 皆さんは、イギリス産ホラー・コメディー映画『ショーン・オブ・ザ・デッド』(原題)を覚えているだろうか? 今週のチャート・トップに輝いた映画『ゾンビランド』(原題)は、その『ショーン・オブ・ザ・デッド』(原題)と、ロバート・ロドリゲス監督の逸品映画『フロム・ダスク・ティル・ドーン』を足して2で割ったような、超爽快(そうかい)グロ・オモシロ作品だ。3,036館・推定3,900スクリーンで封切られた、このウディ・ハレルソン主演作品は2,473万ドル(約24億7,300万円)の興行収入を収め、2週連続第1位だった映画『くもりときどきミートボール』を王座から引きずり下ろした。(1ドル100円計算)

 ここ最近パッとしなかったホラー・コメディーというジャンルだが、この『ゾンビランド』(原題)は、2004年のリメイク映画『ドーン・オブ・ザ・デッド』(原題)に次いで、ホラー・コメディー分野においての歴代興行収入第2位という快挙を成し遂げた。配給のソニー・ピクチャーズの観客調査によると、『ゾンビランド』(原題)を観に来ていたお客さんの56パーセントは男性で、そのうちの58パーセントは25歳未満だったという結果が出ている。

 代わって今週の第2位は、王座を明け渡してしまった映画『くもりときどきミートボール』で1,581万ドル(約15億8,100万円)の売り上げ。トップの座を譲ったものの、同作品の今週末の売り上げパフォーマンスは依然としてなかなかのもので、降下率も37パーセントという上出来な範囲にとどまった。

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 今週の第3位は、懐かしのウッディとバズ・ライトイヤーが3Dになって帰ってきた……! といえばもうおわかりのCGIアニメの名作映画『トイ・ストーリー』『トイ・ストーリー2』。飛び出す映画にアップグレードされて1,745館でリリースされ、1,249万ドル(約12億4,900万円)の成績を収めた。

 第4位は、先週から2ランクダウンのブルース・ウィリス主演映画『サロゲイト』(原題)で724万ドル(約7億2,400万円)の売り上げ。予告編ではそんなに悪くなさそうだったのに、ふたを開けてみたら何ともお粗末なもので、ボックスオフィスの成績も散々な状況である。

 第5位は、イギリスの人気コメディー俳優リッキー・ジャーヴェイス主演映画『ザ・インベンション・オブ・ライイング』(原題)で703万ドル(約7億300万円)。全体のボックスオフィス成績からいうと目立った売り上げではないものの、ほかの初登場ライバルだったドリュー・バリモアの初監督作品で第6位に終わった映画『ウィップ・イット』(原題)や、マイケル・ムーア監督話題の新作映画『キャピタリズム ~マネーは踊る~』をけ散らした点を考慮に入れれば、弱肉強食の全米ムービー・チャートでトップ5に食い込んだという事実は、特筆に価するものがある。

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 さて、気になる次回のランキング予想だ。トップ3入りが確実視されているのは、映画『カップルズ・リトリート』(原題)。結婚を控えたカップルたちがロマンチックなリゾートへやってきたはいいが、そんな彼らを待っていたのは、婚前テストと称してリゾートが用意したあの手この手のぶったまげチャレンジの数々! 果たしてカップルたちはこのリゾートをサバイブできるのか……というストーリー。

 映画『ウエディング・クラッシャーズ』『ドッジボール』など、この手のドタバタ・ロマコメを任せたら怖いものなしのヴィンス・ヴォーンを主演に迎え、共演に映画『セックス・アンド・ザ・シティ』でおなじみのクリスティン・デイヴィスや、おとぼけ演技がさえ渡るジャン・レノジェイソン・ベイトマンらが脇を固めて、抱腹絶倒のアメリカン・コメディーをさく裂させる。(取材・文:神津明美 / Addie Akemi Kohzu)

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