映画『アバター』のヒロインに独占インタビュー!ジェームズ・キャメロンからの電話に大喜び
ジェームズ・キャメロン監督12年ぶりの新作映画『アバター』で、ヒロインを演じた注目の女優ゾーイ・サルダナが、過酷なトレーニングの日々を語った。
世界中が注目する本作に、ゾーイが出演することが決まったのは、ある人物からの一本の電話だった。「何度かオーディションをしたあと、ジム(監督)からニューヨークの自宅に、直接電話がかかってきたの! 母親から、ジェームズ・キャメロンから電話がきたって聞いたときは、床にすっ転ぶほどうれしかったわ!」と人生最高の日をうれしそうに語ってくれたゾーイ。しかし、それは地獄のようなトレーニングの日々の始まりでもあった。「『明日からすぐ、役づくりのためのトレーニングを始めてくれ』って言われたわ。もうびっくりよ! だから次の日から、マーシャルアーツ、アーチェリー、乗馬と、6か月間みっちりトレーニングしたの。それから、監督が作り出したまったくオリジナルの言語であるナヴィ語の勉強とか……数え出したらきりがないほどいろいろなことを学んだわ。毎日家に帰るとベッドに直行するほどきつかった」とハードな役づくりの日々を明かした。
ゾーイが演じるのは、映画『アバター』の舞台となる地球のかなたにある衛星パンドラの原住民ナヴィの娘ネイティリ。CGで作り出されるキャラクターのため、撮影はザ・ボリュームと呼ばれる広い空間の中で行われた。本作はモーショナル・キャプチャーという新たな技術の導入により、役者の感情の動きもコンピューターでキャプチャーしていった。無の空間の中で、ゾーイは地球上に存在しないナヴィ語のセリフを話し、長年のダンスで鍛えた体中の筋肉を使ってナヴィ族の娘を日々熱く演じ続けた。「撮影どころか、トレーニングも超ハードだったけど、あの日々があったから難しいネイティリを演じ切ることができた。この作品でわたしは、女優として、すごく成長できたと思う!」と語るゾーイの顔は、女優としての自信に満ちあふれていた。
ゾーイの共演者であり、映画『エイリアン』シリーズでタフなヒロインの元祖とも言えるリプリーを演じたシガーニー・ウィーヴァーも、「ゾーイの努力は本当にすごい! 新世代のタフなヒロインは彼女が演じたネイティリよ!」と手放しで褒めたたえた。大先輩のシガーニーも絶賛するとおり、ゾーイは今ハリウッドで最も将来を期待されている女優の一人だ。彼女の才能が目一杯に引き出された、美しい女戦士の勇敢な姿は、日本の観客にも大きな感動を与えることになるだろう。
映画『アバター』は12月23日よりTOHOシネマズ日劇ほかにて全国公開