前代未聞!つまらなかったら大赤字!ブラピ主演映画「途中退場の人に料金全額返金します!」
ブラッド・ピットと鬼才クエンティン・タランティーノがタッグを組んだ映画『イングロリアス・バスターズ』の映画を観て面白くないと途中退席した客に、鑑賞料金を全額返金するというキャンペーンが行われることがわかった。
これは本作の日本の配給会社、東宝東和とクエンティン・タランティーノ監督が共同で企画したもので、各劇場の協力を得て実現することとなった。このキャンペーンは、11月20日(金)~11月23日(月・祝)の公開初日4日間限定で、映画を観て面白くないと判断して途中退場(上映時間2時間32分中、本編開始後1時間で退場)したお客に鑑賞料金の全額を返金するというもので、“面白さタランかったら、全額返金しバスターズ”というちょっぴりふざけたネーミングもタランティーノらしい。
タランティーノ監督がこれほどまでに自信を持つには根拠がある。映画『イングロリアス・バスターズ』は、今年8月21日に全米公開され、監督自らの記録を塗り変える3,760万(約34億円)ドルでオープニングナンバーワンを獲得。そして、現在すでに自身の作品映画『パルプ・フィクション』や『キル・ビル』などを超える興行成績を突破しており、世界各国でも、過去最高のオープニングを飾るなど、まさにタランティーノ監督最大のヒット作となっている。
タランティーノ監督は、自ら「面白くなかったら返金するぜ!」などと呼びかけるキャンペーンCMなどにも出演予定で、まさに異例中の異例の大キャンペーンとなる。
タランティーノ監督は、過去に、1993年に日本で公開された映画『おかしなおかしな訪問者』で「1回も笑わなかったら返金」や、タランティーノ本人が製作総指揮を務めたスプラッター・スリラー映画『ホステル』で、公開日から1週間限定で上映開始46分までで気分が悪くなり途中退場する観客に全額返金する「嘔吐バックキャンペーン」など実施していたが、いずれも公開劇場メイン館1館だけを対象にした小規模なもので、本キャンペーンのように、『イングロリアス・バスターズ』が公開される全国約300館で一斉に実施(※一部公開劇場を除く)されるのは初の試みだ。
まさに、今年7月16日から2週間限定の全国約500店舗で行われたロッテリアの絶妙バーガーの「美味しくなければ全額返金します」キャンペーンに近い相当の覚悟を持って行われるキャンペーンで失敗すると映画配給会社もタランティーノも大赤字?
しかし、このキャンペーン、配給会社とタランティーノはヤル気満々で、詳しい実施条件や、清算方法は、映画『イングロリアス・バスターズ』オフィシャル・ホーム・ページ(i-basterds.com)や特別サイト(henkin.jp)、映画公開劇場窓口で確認することもできる。
映画『イングロリアス・バスターズ』は11月20日よりTOHOシネマズ 日劇ほかにて全国公開