マイケルさんに性的虐待を受けたと主張した男の子の父親が自殺
1993年に、故マイケル・ジャクソンさんによる子どもへの性的虐待疑惑の中心人物だった男性が自殺をした。
当時13歳だった息子のジョーディがマイケルさんに性的虐待を受けたと主張していたエヴァン・チャンドラーが、ニュージャージー州にある自宅ベッドの中で頭を撃ちぬいている状態で発見された。手には拳銃が握られていたという。元歯科医のエヴァンは、医師の診療を受けるはずだった時間になっても現れなかったため、マンションの受付の人間が部屋を調べに行って発見されたとのこと。
「手に拳銃を持っており、頭には銃傷が1つありました。自殺と判断しています。遺書は見つかっていませんが、重度の病気だったと思われる薬が見つかっています」と警察はコメントしている。マイケルさんがジョーディに性的虐待を加えたという主張はマイケルさんの転落人生のきっかけになったとも言われている。警察は13か月におよぶ捜査を続けたが、ジョーディが2200万ドル(約19億8000万円)の支払いを受けることで示談に応じ、この件について一切話さないことを約束したため、裁判には至らなかった。
アメリカ中を巻き込んだこの疑惑事件の後、エヴァンは何度も整形手術を受けて顔を変え、さびしい人生を歩んでいたという。現在29歳になっているジョーディは1996年に父親がダンベルで殴りかかってきたと主張し、父親を相手に接近禁止命令を取得。現在は名前も変え、ニューヨークのロングアイランドに住んでいるとのこと。
1996年にエヴァンは、息子ジョーディとの一件について口を開いたマイケルさんと、当事の妻リサ・マリー・プレスリーを守秘義務違反で訴え、6,000万ドル(約54億円)の支払いを求める訴訟を起こしている。(BANG Media International)