ロマン・ポランスキー監督、保釈される可能性高まる スイスの裁判所が保釈金を4億円に設定
1977年に13歳の少女に酒と薬を飲ませ、強姦した罪に問われているロマン・ポランスキー監督が、拘束されているスイスの刑務所から保釈される可能性が高くなった。
ポランスキー監督は逃亡する危険性があることから、保釈金を支払っての保釈は認められないと裁判所は判断していたが、考えを変えたようだ。ポランスキー監督は保釈金を450万ドル(約4億500万円)支払うことをスイスの裁判所に申し出、裁判所がこれを認めたという。ただし、自由の身になるというのではなく、ポランスキー監督がスイスに所有しているシャレーに自宅軟禁という形になり、すべての行動は電子監視されるとのこと。
レーダー・オンラインによると、スイスの法務省は、保釈の判断を最高裁に上訴するかを検討中のため、ポランスキー監督はまだ拘束された状態だという。法務省が上訴できるのは10日以内と決まっており、遅くとも来月にはポランスキー監督は外の空気を吸えることになる。今回の保釈は、アメリカに送還するかどうかの判断には影響はないという。