プロレス団体の運営権を懸けて戦っちゃう?高木三四郎、最後に残ったレスラー殴り倒して「お前に託す!」
29日、後楽園ホールにて、映画『監獄島』公開に先駆け「『監獄島』Presents DDT special 2009 “生き残りたければ、殺せ!ならぬ運営権が欲しければ、殺せ!”バトル」と題された格闘イベントが行われ、本作の特別宣伝部長を務める高木三四郎率いるプロレス団体DDTの先鋭10人が、DDTの運営権を懸けて映画の設定に合わせたバトルをリング上で繰り広げた。
本作は、WWE(ワールド・レスリング・エンターテインメト)史上最凶のタフ野郎との異名を持ち、日本でも人気のあるプロレスラー、スティーヴ・オースティンの初主演作。彼を崇拝している高木をはじめ人気レスラーたち10名がリングで大乱闘を繰り広げひとり、またひとりと脱落していく様に観客たちは大歓声を送った。団体代表の高木は、最後に残ったレスラーの中澤マイケルに「(団体の)運営権をお前に託す!」と宣言すると殴り倒し、さらに祝杯のビールを頭にぶっかけるという、レスラーらしい手荒い方法で祝福した。
しかし終了後、汗だくで囲み取材に応じた高木は開口一番「あれで映画のプロモーションになってましたかね?」とマスコミ陣に心配顔で語りかけ、「(主演の)スティーヴは憧れの存在。彼の映画のプロモーションをさせてもらえて感謝しています!」などと試合中のタフなイメージとは異なり謙虚なコメントを連発。さらに「頭も彼と同じスキンヘッドにしようと思ったけど、自分は頭の形がヘンなのでやめておきました(笑)」とちゃめっ気たっぷりに語り笑わせ、最後には「ラストまでどう転ぶか全くわからない、おもしろい作品です!」と宣伝部長としてしっかり映画をPRしまくっていた。
『監獄島』は、絶海の孤島を舞台に、世界各国から集められた10名の凶悪な死刑囚たちが、全世界へ向けてインターネット中継されながら、最後のひとりになるまで殺し合いを繰り広げる様を描くアクション作。
映画『監獄島』は12月19日よりシアターN渋谷ほかにて全国順次公開