哀川翔、本格昆虫漫画の映画化への主演決定!実は自宅で50匹以上の昆虫を飼育するムシオタク!
昆虫好きとして知られる哀川翔が、史上初の本格昆虫漫画を映画化した『昆虫探偵 ヨシダヨシミ』に主演し、その昆虫オタクぶりを発揮することが明らかになった。同名の原作は、講談社刊「モーニング」で2003年に掲載が開始され、2008年にコミック化、現在も「モーニング・ツー」に掲載中の人気漫画だ。
同漫画の編集担当が、無類の昆虫好きとして知られる哀川に原作漫画を送ったことから本企画がスタートした。原作を読んだ哀川は「かなりツボにはまっちゃってね。『あ、これオレできる! ヨシダヨシミはオレしかいない』と思ったね」と語り、読んでいるうちに主人公が自分自身に見えてくるほど共感して気に入ってしまったそう。確かに、虫と会話ができるニヒルだけどどこかとぼけた昆虫探偵という役柄は、こわもてだけど実は虫を愛する少年の心を持った哀川にぴったりだ。そして、自身で知り合いのプロデューサーに企画を持ち込み、映画化が決まったという。
特にクワガタやカブトムシが好きで、自宅では50匹以上の成虫とそれを上回る数の幼虫を飼育しているという哀川にとって、虫との共演は夢のようなひと時かと思いきや、さすがに大変だったようだ。「虫待ちとかあったよね。もうエサやんないぞ! と思ったこともあったね」と撮影ではかなりてこずった様子。
そんな哀川に、虫への思いを聞くと「熱くなっちゃダメなんだよ。冷静に対応しないとね。オレは、いかに長生きさせてあげられるかをテーマに虫と付き合っている。少しは環境が改善されてきたけど、今の自然界では幼虫が大きく成長できないから成虫も小さくなって」と冷静な視点で虫を観察していることがうかがえた。
虫に対しては冷静な哀川だが、本作にはかなり情熱を注いでおり、主題歌と劇中歌も自身が歌うという気合いの入れようだ。作品の世界観を反映した歌が期待されるが、その歌を哀川がどう歌うか期待したい。物語は昆虫専門の探偵ヨシダヨシミ(哀川)が、人間社会を巻き込んで難事件を解決していくユーモアたっぷりのシュールなサスペンスだ。
映画『昆虫探偵 ヨシダヨシミ』は2010年春より公開予定