ロマン・ポランスキー監督、自宅監禁写真を掲載したフランスの雑誌を訴える
32年前に13歳の少女に薬と酒を飲ませた上でわいせつな行為を行った罪でスイス当局に逮捕され、4億円の保釈金を支払って自宅監禁となったロマン・ポランスキー監督が訴訟を起こした。
WENNによるとポランスキー監督が訴えたのはフランスの雑誌VSDとBoici、およびLe Journal du Dimanche紙。これらの出版物は、保釈されたポランスキー監督が家族と一緒にいる写真と記事を掲載したが、明らかなプライバシーの侵害だとポランスキー側は主張し、損害賠償として11万ドル(約990万円)の支払いを求めている。アメリカの裁判所はポランスキー監督の事件の棄却要求をしりぞけたばかりで、スイスは来年1月にアメリカへの身柄引き渡し要求に対する態度を明らかにするとみられる。プライバシー侵害に関する訴訟は来年1月12日にパリで聴聞が行われる予定。