男娼役を演じた林遣都、先輩の藤原竜也にソバをおごったことを自慢!
25日、新宿バルト9にて、映画『パレード』クリスマスプレミア試写会が行われ、主演の藤原竜也、香里奈、貫地谷しほり、林遣都、小出恵介のほか、行定勲監督が登壇し舞台あいさつを行った。
豪華なキャストがそろった本作で、男娼役という難しい役どころを演じた林。劇中で金髪になっていることについて「今までなかった難しい役。いつもの自分の姿でこの役に挑む勇気がなかったし、新しい自分の姿を見てみたい気持ちもあったのであの姿になりました」と真摯(しんし)な表情で役づくりについて語った。ところがその後撮影中のエピソードが話題となった際、小出が「遣都君が(年上の)藤原君にソバをおごっていました!」と暴露すると、林は「僕は藤原さんにソバをおごりました。これは自慢できます!」と誇らしげに語り会場を沸かせた。ほかにもこの日のトーク中、林は藤原に何度もアイコンタクトを送っては、藤原から「何でオレを見るの?」と言われるなど、すっかり藤原を慕っている様子だった。
また、本作は2010年2月に開催される、第60回ベルリン国際映画祭パノラマ部門に出品されることが決まっている。主演の藤原は「国境を越えてこの映画がどういう評価を受けるのか楽しみ。機会があれば僕らも現地に行ってみたいですね」と語ると、ほかのキャスト陣も口々に「自分もベルリンへ行きたい!」と現地に行くことを熱望していた。
『パレード』は第15回山本周五郎賞を受賞した、吉田修一の小説原作による異色の青春群像ドラマ。それぞれ焦燥(しょうそう)感を抱えながらも、表面的な人間関係で満足して共同生活を送る映画会社勤務の直輝(藤原)、イラストレーター志望の未来(香里奈)、フリーターの琴美(貫地谷)、大学生の良介(小出)の4人のもとに男娼のサトル(林)が現れたことによって波紋が広がっていく様を描く。
映画『パレード』は2010年2月より渋谷シネクイント、新宿バルト9ほかにて全国公開