故ジミ・ヘンドリックスが登場するロードムービーが製作
今もなお、多くのアーティストに崇拝されている天才ロック・ギタリスト、ジミ・ヘンドリックスが登場するフィクション映画が製作されることが明らかになった。ハリウッド・レポーター紙が伝えたところによると、アングリー・フィルムズとベルポート・ピクチャーズが共同で新作映画『スライド』(原題)を製作するとのこと。映画は、1960年代のヘンドリックスのキャリアが最高潮で、ドラッグ中毒だった時期を舞台に、2人のギャングがマフィアのボスから逃げる道中で、偶然にもヘンドリックスを誘拐してしまうストーリーで、この奇妙な逃避行を通してギャングもヘンドリックスも人間的に成長するという人間ドラマだ。映画内にはヘンドリックスが登場するが、本作はヘンドリックスの伝記映画ではなく、あくまでも架空のロードムービーなため、ヘンドリックスの音楽は一切使用されない。監督はR.H.グリーンが自らの脚本のもとメガホンを取る。
ヘンドリックスの伝記映画は、エレキギターの歴史を追ったドキュメンタリー映画『It Might Get Loud』の製作陣が進めており、こちらも期待されている。本作は架空のロードムービーではあるが、誰がヘンドリックス役を演じるかキャスティングが気になるところだ。