余命わずかの友人に『スター・ウォーズ』を観せたい!…『ファンボーイズ』署名活動が実りリリース決定!
2009年2月6日にアメリカで公開され、映画『スター・ウォーズ』ファンに熱狂的な支持を受けた、ジョージ・ルーカス公認の映画『ファンボーイズ』を日本で公開するためにファンがアツイ署名活動を行っていたが、全国に店舗を展開するTSUTAYAが独占で本作をリリースすることに決定した。
本作は、本家本元のジョージ・ルーカスも公認で『スター・ウォーズ』へのパロディとオマージュが随所に盛り込まれスター・ウォーズファンはもちろんのこと、スター・ウォーズファンでなくとも爆笑感涙必至。
物語が面白いのはもちろんだが注目すべきは、その豪華なカメオ。本家『スター・ウォーズ』から、レイア姫役のキャリー・フィッシャー、ダース・モール役のレイ・パーク、さらにランド・カルリジアン役のビリー・ディー・ウィリアムス、そして、なんと「スター・ウォーズ」と双璧を成す SF作品「スター・トレック」からカーク船長こと、ウィリアム・シャトナーまでもが出演している。
そんな『ファンボーイズ』だったが、アメリカで公開されてからも日本公開のめどはまったくたたずファンの間で署名運動が起きていた。日本公開のための近年ファンによる署名活動は、2006年 『ホテル・ルワンダ』、2008年 『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』と配給会社を動かした作品が多く、本作『ファンボーイズ』もSWファンによる署名活動が勃発、1000名を超えるファンたちのアツイ思いを知ったTSUTAYAが権利を獲得し、ついに日本DVDリリースが決定した。劇場公開ではないが全国に1,400店舗をかかえるTSUTAYAが独占でDVDレンタル展開する。
なおこのTSUTAYAの動きだが、今後も未公開作品や単館系の良作など、どんどんTSUTAYAレンタルで展開していくとのこと。近年不況により、日本の映画配給会社も良作であってもなかなか買い付けることができないという現状を抱えている。しかし。全国に1400店舗も有するTSUTAYAであれば全国劇場公開するのと同程度の力がある。映画ファンのアツイ思いをTSUTAYAでは汲み取っていきたいとのことだ。
物語は世界中の『スター・ウォーズ』ファンたちが、待望の新作『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』の公開を待ちわびていた1998年のお話。高校時代からの仲間である『スター・ウォーズ』オタクのエリック(サム・ハティントン)たちは、「死ぬ前に『エピソード1』を見たい」と願う末期ガンで余命わずかのライナス(クリス・マークエット)の願いを叶えるため、ジョージ・ルーカスの本拠地であるスカイウォーカー・ランチに侵入し、『エピソード1』のフィルムを盗みだし世界で最初に見たファンとなり歴史に名を刻もうと、車でアメリカ横断の旅に出る。しかし、彼らの行く手には、奇妙なバイカー集団、対立するトレッキー軍団、そしてカーク船長こと、あのウィリアム・シャトナーとの遭遇など様々な困難が待ち受けていた。果たして彼らはいくつもの試練を乗り越え、『エピソード1』を彼に見せることができるのか!?
『ファンボーイズ』は2010年5月12日よりTSUTAYA独占レンタル