本格的幕末映画を山口県の地元企業が制作!吉田松陰生誕180年記念『獄(ひとや)に咲く花』がアツイ!
近代日本の礎を築いた幕末の偉人、吉田松陰生誕180年を記念して地元山口県及び県内企業が後援・協賛して制作された映画『獄(ひとや)に咲く花』の予告編が解禁され、クオリティーの高い本格的時代劇に仕上がっていることがわかった。
吉田は、江戸幕府終えんという変革の時代に私塾松下村塾を開き、木戸孝允をはじめ久坂玄瑞、伊藤博文、前原一誠など維新の指導者となる人材を育てた教育者であり、明治維新の精神的指導者として知られている。
テレビドラマ「JIN-仁-」「龍馬伝」「新撰組PEACEMAKER」など幕末ものが話題を呼ぶ中、本作は山口県在住の直木賞受賞作家古川薫の「野山獄相聞妙」を原作に、老中暗殺計画を企て処刑された吉田の短い生涯を女囚久の目を通して描く。
吉田の地元山口県や県内各企業が後援・協賛し、下関市の映画制作会社グローカル・ピクチャーズが制作。代表取締役であり製作総指揮を務める前田登氏は、下関にある辛子明太子製造メーカー前田海産で財を成した前田一男初代社長の実息に当たる人物。これまでも幕末を舞台にした、松田龍平出演の映画『長州ファイブ』を世に送り出している。
前田氏は「残念ながら、人や物を愛する心がどんどん失われています。人や物を愛するには、日本を愛し、故郷を愛する心が必要です。今では吉田松陰の名前すら知らない若者が多いのです。昨年の没後150年、今年の生誕180年の期にわれわれの誇り吉田松陰先生を堂々と日本に、世界に知らしめたいと思います」と制作意図を明かす。グローバルとローカルを組み合わせた造語の社名が示すように、地方から世界へ羽ばたく日本映画誕生となるか? 2月6日には山口県内で先行公開が行われる予定。
映画『獄(ひとや)に咲く花』は4月、有楽町スバル座ほかにて全国公開