007シリーズ23作目、オスカー監督サム・メンデスがメガホンを取る?
007シリーズを製作するMGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)の財政問題の影響で、現在製作が中断しているシリーズ23作目の監督にオスカー受賞経験を持つ監督の名前があがっている。
ハリウッド・レポーター紙のブログ版が、映画『アメリカン・ビューティー』でアカデミー賞監督賞を受賞しているサム・メンデスがシリーズ23作目の監督として交渉中と伝えた。メンデス監督の就任が実現すれば、現在6代目ジェームズ・ボンドを務めているダニエル・クレイグと監督が、映画『ロード・トゥ・パーディション』に続いて再びコンビを組むことになる。また、これまで人間性を描く作品が多かったメンデス監督にとって、初めての派手なアクション映画となる。
しかしながら、アメリカのLAウィークリー誌のコラムニストのニッキ・フィンケが独占スクープとして伝えたところによると、メンデス監督は現在のところ「監督(Director)」として交渉しているのではなく、「コンサルタント(Consultant)」として最終交渉中とのこと。シリーズ23作目のプロデューサーであるマイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリは、メンデス監督を同作のコンサルタントとして契約しようとしており、監督の座を与えることも視野に入れているそうだ。一説では、メンデス監督はこれまでの監督映画から判断できる通り賢く、映像美に定評のある監督ではあるが、007シリーズはアクション映画でありアクション映画の撮れる監督を探しているともいわれている。シリーズ23作目には、引き続きボンド役のダニエルとM役のジュディ・デンチが出演することが決まっており、ダニエルが撮影は今年末から来年の頭に開始を予定していることを明らかにしている。