ジェームズ・フランコ、ダニー・ボイル監督映画で登山家を演じる
大ヒット映画『スパイダーマン』シリーズや『ミルク』のジェームズ・フランコが、実在の登山家を演じることが明らかになった。
業界紙プロダクション・ウィークリーのtwitter版が伝えたところによると、ジェームズがダニー・ボイル監督映画『127アワーズ』(原題)で主演を務めるとのこと。映画は、登山家アーロン・ラルストンの壮絶な体験を描くもので、ジェームズがラルストンを演じる。ラルストンは、27歳だった2003年、ロッククライミング中に事故にあい、峡谷で身動きがとれない状況のまま数日が過ぎ、死を覚悟するが、信じがたい決断と勇気で6日目に生還した片腕のアルピニストだ。彼のこの奇跡の物語は「アーロン・ラルストン 奇跡の6日間」として小説化され、アメリカで大ベストセラーとなった。脚本は、アカデミー賞8部門を受賞した映画『スラムドッグ$ミリオネア』のサイモン・ボーフォイが執筆し、撮影は3月の初めから、実際に事故の起こったユタ州で行われる。本作は、完全に実話を基にした作品なだけに、本編中はせりふが少なく、水や食料もなかったラルストンの過酷な状況を表すのにジェームズの演技力だけが頼りということになる。