24時間、家庭でIMAXクオリティの3D映像が視聴可能に!専門放送局が設立!世界配信目指す
アメリカ、ラスベガスにて現地時間5日、世界初となる24時間放送の3D専門放送局を設立するとディスカバリー・コミュニケーションズ、ソニー、IMAXが共同記者会見で発表した。この3社がパートナーシップを組んで高品質の三次元映像を家庭で体験できるように、ディスカバリー・チャンネルでの2011年の放送開始を目指す。
ディスカバリーのCEO兼社長であるデビッド・ザスラフは、「ソニーおよびIMAXと3Dにおいてパートナーを組むことにより、ディスカバリーはアメリカをはじめ、世界中の家庭における次世代視聴経験の革新の道を先導することになるでしょう。今回の発表は、配給先に革新的コンテンツを提供し、どこにいても視聴可能な、最高の臨場感とリアリティーあふれる視聴体験で視聴者を啓発するというディスカバリーの使命を果たす上でのステップとなります」と常に画期的なコンテンツを提供してきたディスカバリー・チャンネルの誇りと、新しいコンテンツへの意気込みを語った。
この3社はIMAXのイベントフィルム作品に関して、強力なタッグを組んだ実績があり、今回のパートナーシップのきかっけともなった。放送開始はアメリカで2011年を目指し、将来的に国際的な配信も視野に入れている。
3社の役割として、ディスカバリーは、加入者獲得、技術サポートを含むネットワークサービス、および自社コンテンツの3D テレビ放映権を提供し、全米で13 網におよぶテレビネットワークでクロスプロモーションを図る。ソニーは、広告、スポンサーシップ販売支援を行い、販売店でクロスプロモーションを実施する一方、映画・音楽・ゲーム関連の3D コンテンツのテレビ権利化を目指す。IMAXもまた、3D 映画のテレビ権利化を推進し、IMAX が全米で所有・運営する映画劇場でのプロモーションを展開するとともに、IMAX 独自の特許権を有する画像処理および3D技術の許諾を行うことになっている。
映画の世界では、2009年を3D映画元年とも言われ、次々にクオリティの高い3D映像が世に送り出され興行的にも成功を収めた。さらに年末に公開された3D映画の最高峰ともいえる『アバター』が今まさに映画史の記録を塗り替えつつある。3D化の流れがテレビの世界に押し寄せるのも当然の流れといえよう。