ハリソン・フォード、新鋭監督とコンビを組む
先月22日から新作映画『エクストローディナリー・メジャーズ』(原題)がアメリカで公開されたハリソン・フォード。そのハリソンが、次回作ではデンマーク出身でアメリカ育ちの新鋭監督ニコラス・ウィンディング・レフンとコンビを組むことをイギリスのエンパイア誌に対して明かした。ハリソンは、「今、ニコラス・ウィンディング・レフン監督と新作映画を進めているんだ。3月中に撮影が開始されるといいと考えているんだ」と語っている。映画の詳細などは明らかにされていないが、作品はレフン監督が温めていた企画の『ザ・ダイイング・オブ・ザ・ライト』(原題)であるとみられる。同作は、年老いたCIA捜査官が最後の任務中に失明してしまうストーリーで、当初はロバート・デ・ニーロ主演映画として企画されていたが、ロバートはすでに企画から離脱しており、脚本を担当したポール・シュレイダー(『タクシードライバー』『レイジング・ブル』)は、執筆時からハリソンを念頭においてキャラクターを描いたことが明らかにされている。刑事や捜査官といえばハリソンのはまり役であり、67歳になった彼が円熟した演技で視力を失いつつある捜査官を演じるのはとても楽しみである。
『エクストローディナリー・メジャーズ』(原題)は、実話を基にした感動の物語で、とても珍しい遺伝性筋疾患を患った二人の子どもを持つ父親と医師が協力して難病に立ち向かう姿を描いている。ブレンダン・フレイザーが父親役で共演し、映画『ベガスの恋に勝つルール』のトム・ヴォーン監督がメガホンを取っている。