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桜田門を原寸大で再現!水戸市全面協力による映画『桜田門外ノ変』のオープンセットが公開!!

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水戸の皆さんと力を合わせます!
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 7日、茨城県水戸市で撮影中の映画『桜田門外ノ変』の撮影風景がマスコミに公開された。水戸市の千波湖畔に建設されたオープンセットにて、物語のクライマックスであり、映画のタイトルでもある「桜田門外の変」まさにその瞬間、井伊直弼暗殺シーンの撮影も行われ、水戸藩士・関鉄之介を演じる大沢たかおや、50人を超える俳優らが緊張した面持ちで撮影に臨んだ。

 その日撮影された「桜田門外の変」井伊直弼暗殺シーンは、井伊直弼が乗る駕籠(かご)を囲んだ行列に水戸藩士が襲い掛かって行き、その模様を関鉄之介が少し離れたところからじっと見つめているというシーン。高さ9メートルというほぼ実物大に再現された彦根藩邸の門が開き、50人の隊列が60メートルの距離を進んできたところに、水戸藩士役の俳優たちが襲い掛かって行く。背後にはこちらも15メートルという高さのほぼ実物大の桜田門が威容を誇っており、本当に幕末の江戸に足を踏み入れたような雰囲気を感じさせ、取材陣も圧倒されていた。しかし、その大きさに驚いたのは取材陣だけではなかったようで、主演の大沢たかおも「こんなに大きなセットに自分がどこまで応えられるのか、プレッシャーや責任を感じます」と大きなセットに圧倒されたことを明かしていた。

 このオープンセットは東京ドームとほぼ同じ13,000平方メートルという敷地に、2億円の工費をかけて、京都・太秦の美術チームと地元・水戸の建設業者が力を合わせて作り上げたもの。このセットを作るため、太秦チームは昨年の10月より50泊51日で水戸にやって来ていたそうだ。また、桜田門外の変が起こった当日は、大雪が降っていたそうで、その雪を再現するために寒水石という石を細かく砕いたものを、70トンほど、10日間かけて敷き詰めたのだとか。何とも大掛かりな話で、作品に対する製作陣の強い思いが感じられる。くしくも取材日は快晴。ぽかぽか日和で取材陣にはうれしい天気だったが、大雪のシーンの撮影にはあまりにも不向き。佐藤純彌監督は「またこれで撮影が遅れそうです」と、少し恨めしそうにこぼしていた。

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 このオープンセットは水戸市所有の土地に建設されており、撮影終了後は展示館として残されるそう。水戸市も映画製作に協力しており、「100万人の映画鑑賞運動」を展開し、地元応援団を組織し、エキストラやボランティア、セットの見学者を募集したり、映画作りに参加できる映画製作協力券を2,000円で販売したりしている。取材当日も、炊き出しや常陸牛の焼き肉を地元ボランティアの方が振舞ってくれた。故郷の先人たちが時代に立ち向かっていた様子を描く映画を応援しようという、水戸市民の熱い意気込みも感じることができる撮影現場取材だった。

映画『桜田門外ノ変』は2010年10月全国公開予定

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