前立腺がんを告白した映画『愛と青春の旅だち』の鬼軍曹ルイス・ゴセット・Jr、
映画『愛と青春の旅だち』で鬼軍曹フォーリーを演じ、アカデミー賞助演男優賞を受賞したルイス・ゴセット・Jrが、前立腺がんのために治療中の身であることを明かした。
現在73歳のルイスは、アフリカ系アメリカ人社会では、がんに対する予防試験と早期治療のための機関が少ないことを嘆き、今回の表明に至ったとコメント。また幸いにも早期発見で、完全な回復の見込みがあるとのことだ。
ルイスは、オスカーを獲得した『愛と青春の旅だち』でリチャード・ギアを鍛えた海軍士官学校の鬼軍曹の印象が強いが、1977年に大ヒットした海外ドラマ『ROOTS/ルーツ』でエミー賞を受賞し、数多くのブロードウェイ作品にも出演している演技派。最近では彼自身も出身であるボーイズ・アンド・ガールズ・クラブ・オブ・アメリカで、慈善活動を続けている。なお年内には伝記本「An Actor and a Gentleman」(原題)が出版される予定だ。(取材・文:細木信宏/Nobuhiro Hosoki)