『涼宮ハルヒの消失』小規模公開で健闘したものの7位からトップテン圏外ヘ!-2月15日版
映画週末興行成績
公開50日間で早くも動員650万人、興収100億円を突破したというニュースが話題になったばかりの映画『アバター』が、8週連続で首位を独走。昨年の興収ランキングで100億円を突破した作品がなかったことから考えても、今年の映画界は幸先のいいスタートを切ったといえるのではないだろうか。
続いて先週同様2位をキープしているのが、海洋ドキュメンタリー映画『オーシャンズ』。そして3位も先週に引き続き映画『おとうと』で、2週目を迎え動員100万人、興収10億円を突破。公開15日目でさらに動員約101万人を突破するなど、この勢いはまだまだ続きそうだ。4位はロサンゼルスを舞台にバレンタインデーを過ごす老若男女15人の恋愛模様を描いた映画『バレンタインデー』が初登場。日米同時公開となった本作は、アメリカのボックスオフィスではナンバーワンを記録。日本でもデートムービーとして、カップルや女性層などを中心に多くの人が劇場に足を運んだようだ。
そして5位も初登場となる米倉涼子主演の人気テレビドラマシリーズの劇場版映画『交渉人 THE MOVIE』。2月11日の祝日から全国303館で公開となり、土日2日間の成績は、動員8万3,468人、興収1億84万9,200円。11日から14日までの4日間の成績は、動員16万4,519人、興収1億9,695万350円となっている。米倉ら出演者が本ドラマの放送局であるテレビ朝日系の主要人気番組に次々とゲスト出演し、本作をアピール。そのほか、雑誌、新聞などのメディアにも多く露出したかいもあって、まずまずの結果となった。
6位の映画『インビクタス/負けざる者たち』、7位の映画『ゴールデンスランバー』、8位の映画『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』はそれぞれ先週よりも2ランクずつダウン。先週に比べ、同順位およびランクダウンとなった作品が相次いだ今週のトップテンの中で、先週の10位から9位へと唯一ランクアップと気を吐いているのが、公開3週目に突入した映画『パラノーマル・アクティビティ』だ。新宿のシネマスクエアとうきゅうでは今でも立ち見が出るほどの大盛況となっている。
10位は映画『サヨナライツカ』。動員65万人、興収も8億円を突破するなど、女性層を中心に着実に集客を果たしている。そして全国24スクリーンの小規模公開ながら、先週7位に食い込んだ映画『涼宮ハルヒの消失』は今週11位。ベストテン圏外にランクダウンとなった。今週末は、映画『恋するベーカリー』『コララインとボタンの魔女 3D』が公開予定となっている。(ランキングなどは興行通信社調べ)(取材・文:壬生智裕)