クリント・イーストウッドの伝説的ドラマ「ローハイド」が約50年の時を経てDVDでよみがえる!
今や誰もが知る世界的に有名な監督であるクリント・イーストウッドが、俳優として大ブレイクのきっかけとなったテレビ西部劇ドラマ「ローハイド」が放送から50年を経てDVDで発売されることが決定した。
「ローハイド」は1話完結型のカウボーイたちの物語で、リーダーのフェイバー、イーストウッド演じるロディ、料理人のウィッシュボーンなど、個性的なキャラクターと、銃撃戦や馬での疾走シーンが話題になった。毎回何らかの事件に巻き込まれ、見事に解決し、牛とともに気ままな旅をするという姿に憧れた人も多かった。なによりも当時のファンは、「♪ローレン、ローレン、ローレン♪」のサビのテーマソングは今でも口ずさんでしまう人がいるというほど印象的な曲だった。
そんな「ローハイド」はアメリカでは1959年~1965年にシーズン8まで放映され、日本でも同期間に放映された。当時の人気を物語る1つが視聴率で、なんと最高43.4パーセントを記録。そして、プロモーションのために来日した際には予定の7,000人を超える人が空港に押しかけ予定されていたパレードが急きょ中止になるなど、日本でも大人気のドラマとなった。
30分ドラマが主流の当時としては画期的な1時間枠での放送や、テレビドラマとしては異例のプロモーション来日などさまざまな取り組みを行い、今でもアメリカのテレビドラマのさきがけと呼ばれている作品なのだ。
イーストウッドもこの作品には思い入れが深いようで、『硫黄島からの手紙』で来日した際も、「『ローハイド』のプロモーションで日本を訪れたときには熱烈な歓迎を受けた。日本はとても思い出深い国」と語っているほどだ。
日本語版の吹き替えは故・山田康雄さんがイーストウッドの声を担当した当時のまま収録されている。当時を知る人ならばさまざまな懐かしい思い出とともに、現在の監督としてのイーストウッドの方が印象が強い人には新しい彼が発見できる作品なのではないだろうか。
「ローハイド」シーズン1 5月28日発売 全21話 6枚組 22.050(税込)円